そういえば昨日、TBSでやっていた特別番組を見てしまいました。
テレビ未来遺産いのちの輝きSPなる番組を。。

この手の番組は病気になってからというもの、めっきり苦手になってしまいました。
今までは第三者的な視点で見ることができていたものが、今は番組で取り上げられるような当事者になってしまったからだと思います。
もちろん、涙なしには見ることはできませんし、スイッチが入ってしまうと、どうしようもない不安に襲われてしまいます。

でも、昨日はなぜか長男がこの番組をじっと見ていたので私も見ちゃったのです。
次男と主人は先に寝てしまっていたので、見ていたのは私と二人。
しかも、最後に流れていたのは、末期乳がん患者の山ちゃん先生の話でした。


山ちゃん先生は、幼い子供にもわかるように、命の授業をしてくれます。
じっと聞き入る長男。。

途中から私は、涙が止まらなくなってしまい・・・

いつの間にか私の中には「病気になってしまってごめんね。」という気持ちが頭の中をぐるぐるぐるぐる・・・
それを口に出していいものかどうか悩んでいました。
でも、ずっと静かに涙を流しながら、黙ってテレビを見ていました。

最後には山ちゃん先生は亡くなってしまい、彼女の遺志を子供が受け継ぎ・・・という話なのですが、こういう時、子供にはなんで声をかけたらいいのかな?

よくわからないよ。



昨日は、ただ

「ママも乳がんだけど、まだ治せるから。
だから一生懸命治療しているんだよ。
大丈夫だからね。ママ、病気を治すからね。
ママはまだ死なないからね。」

としか言えなかったんだなぁ~。


再発するかもしれない。
再発して、転移して、それから長くは生きられないかもしれない。
でも、誰でも、いつかは死んじゃう。
病気が治ったからって、交通事故で死んじゃうかもしれない。
病気をしたけど、長生きするかもしれないし。
それは誰にもわからないこと。。


子供には何でも包み隠さず話し、伝えている私だけど、その伝え方や、言葉には多少なりとも気を使っています。
子供には自分が考えていること、想い・・・どこまで伝えればいいのかな?


何が正解かわからないけれど、私は子供にも正直に、いろいろなことを伝えていきたいと思います。


そう。
誰だって、いつかは死ぬんです。

だから、今一瞬を、精一杯、しっかりと生きていこう。
うん。そうしよう。