赤い泡…
ここ最近、ランブルスコばっかり飲んでる。私の血はビールでできている!と女優ばりに自負していたのに。ワイングラスに注いだ瞬間の、淡い、あかむらさき色の泡が層になって滞留する様が、美しいのだ。ビールに比してまろやかな味はもとより、あの勢いのある力強い真っ白な泡と違って赤くシュワッっと立ち上ったかと思えば、それはほんの一瞬で、あまりに儚く、美しく消えてゆく様が、なんとも甘美で、妖艶で。なんとなく幸運すら呼び寄せてくれそうな気がしてこの赤い泡の魅力にここ最近、すっかり虜になってしまった。今日は、急に思い立っていつか、と先延ばしにしていたベーグルを、焼いた。こんなに簡単なのなら、もっと早くに挑戦しておけばよかった。こういう時も、ビールよりも、これ。今日のご飯の〆。ほんのり甘い焼きたてベーグルと、ランブルスコ。立ち上る白い湯気と赤い泡。これも案外、悪くないみたい。