スピンオフ編~群馬県伊勢崎市・社殿彫刻の素晴らしさに圧倒されました『伊勢崎神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

群馬県伊勢崎市の

『伊勢崎神社』です。

 

最寄駅は

JR両毛線、東武伊勢崎線

『伊勢崎』。

 

駅から徒歩10分

緑に覆われた神社が現れます。

 

1213(健保元)年

平安末期から鎌倉初期の武将・三浦義澄が

創建したと伝えられています。

 

旧社名を『飯福神社』と称し

1926(大正15)年に

近隣の稲荷神社などが合祀され

『伊勢崎神社』へと改称されます。

 

鳥居をくぐると

対の狛犬が参道を護っています。

 

右側は口を開けた阿形

猛々しい表情ですが

ユーモラスな側面も見えます。

 

左側の吽形

見るからに威嚇的な面構えです。

 

参道左側に

朱塗りの鳥居と手水舎が見えます。

 

1926年に合祀された稲荷社ですが

社名は明記されていません。

 

社の中に鎮座する祠が

遷移前の稲荷社かもしれませんね。

 

手水舎は特長ある物ではありませんが

後に燈籠のようなものが見えています。

 

青銅の燈籠

奉納年等は不明ですが

なかなか味わいがあります。

 

現在の拝殿は

1935(昭和10)年に建立されたものです。

 

拝殿の向かって左には

子取りの吽形の狛犬

拝殿建立の時に奉納されました。

 

あれ?

向かって右側にいるはずの

阿形の狛犬が見当たりません。

 

ん?

あるべきではない奥の方に

それらしきが見えます。

 

確かに阿形の玉取りの狛犬です

しかし、何故このような位置なのでしょう?

 

この拝殿

とにかく社殿彫刻が素晴らしいのです。

 

まずは向拝虹梁

向かって右側は降り龍が彫られています。

 

左の虹梁には昇り龍

分かり憎いので矢印を添えました。

 

唐破風拝飾は鳳凰。

 

鳳凰の下には睨み合う双龍。

 

柱に纏わりつくような獅子の木鼻

とてもユニークな意匠です。

 

柱の内側の木鼻は波を泳ぐ2匹の亀

珍しいデザインですね。

 

ん!

なんだこれは?

 

どう見てもプロペラです

しかも『渡航安全』、『航空安全』の貼紙が。

 

なんでこんなものが拝殿にあるのか

宮司さんにお伺いしました。

 

現在の『SUBARU』の前身で

隣接する太田市にあった

『中島飛行機』の社員が

1937(昭和12)年に

戦地から無事帰還するよう祈願し奉納した

同社製の九○式三号水上偵察機の

プロペラだそうです。

 

拝殿に続く本殿は

1848(嘉永元)年に造営されたものです。

 

拝殿とは趣きが異なりますが

緻密な彫刻が随所に施され

壮麗な雰囲気を醸し出しています。

 

千鳥破風を支える

寄木細工のような木組み

素晴らしいの一言に尽きます。

 

脇障子もシンプルですが

味のあるものになっています。

 

願わくば

白いケーブルを何とかして頂きたい。

 

今一つ興味深いのは

神社を囲う玉垣です。

 

十二支などの彫刻が

要所要所に埋め込まれています

こちらは卯(うさぎ)。

 

寅(とら)。

 

仙人と童子?

 

境内地の広さは2300㎡ほど

大きな神社ではありませんが

社殿彫刻の素晴らしさに圧倒されました。

 

伊勢崎神社

群馬県伊勢崎市本町21-1
 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。The Killersの『Human』です。