スピンオフ編~東京都墨田区東向島・東武鉄道の歴史がわかる『東武博物館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都墨田区東向島の

『東武博物館』です。

 

最寄駅は

東武スカツリーライン

『東向島』。

 

駅から徒歩30秒

東武線の高架下にある博物館です。

 

1989(平成元)年に

東武鉄道創立90周年記念事業として開館し

東武線に関する資料、車両などが

館内、館外に展示されています。

 

入口近くにある券売機で

入場券を購入します。

 

大人一人210円ですが

鉄道会社だけあった

pasmoやsuicaなど交通系ICカードでは

10円割引の200円になります。

 

子供は一人100円ですが

交通系ICカードでの割引はありません。

 

館内には

東武線が走るジオラマや

電車の走る仕組みなどの展示がありますが

今日は実際に使用された

電車やバスについてリポートします。

 

館内に入ると

直ぐ目に入るのはSL。

 

『5号機関車』

 

東武鉄道は

1899(明治32)年に

北千住駅と久喜駅間で開業しますが

それに先立つ1898(明治31)年に

英国ベイアー・ピーコック社製の

機関車を12両輸入しました。

 

この『5号機関車』はその内の1両で

1965(昭和40)年まで

伊勢崎線の貨物列車を牽引していました。

 

『5号機関車』の隣にあるのは

『デハ1形5号電車』です。

 

1924(大正13)年

浅草駅と西新井駅間の電化に伴い製造された

東武鉄道最初の電車8両の内の1両です。

 

なお

当時の浅草駅は

台東区ではなく墨田区にあり

現在は東京スカイツリー駅になっています。

 

1956(昭和31)年に引退するまで

東上線を除く東武各線を走り

その後は西新井工場で

車両入替車として使用されていました。

 

この車両は中に入ることができます。

 

木枠の窓、ビロードのシートなど

レトロ感に溢れています。

 

文字通り皮製のつり革や

高級感のある照明

芸術作品を見ているようです。

 

床も木製

防災上の観点からは

若干の問題点があるのでしょうが

そこはかとない温もりを感じられ

現在の無機質な車両とは

一線を画しています。

 

運転シミュレーションコーナーでは

子どもたちが夢中になっており

大人が入り込む余地はありません

・・・入る気もありませんが。

 

『キャブオーバーバス』

 

1951(昭和26)年製で

栃木県足利市を中心に走っていました。

 

ボンネットバスと同じエンジン・シャーシですが

乗客の収容効率を高めるため

客室を前面いっぱいまで延ばし

エンジン部分が客室に張り出していました。

 

収容効率を最優先に考え

乗り心地を無視した座席配置

時代の流れを感じます。

 

小さな子どもたちには

この少女のような姿勢で

外を見ることができるので

ある意味好評かもしれませんね。

 

こちらの車両は屋外展示で

雨の日には公開されていません。

 

自他ともに認める晴れ男なのですが

この日は何故か雨で

見ることが出来ませんでした。

 

こちらの車両は中に入れますが

外観が入口周りだけで

全貌が見られません。

 

実は

館外に展示されています。

 

この博物館は再入館ができませんので

入館前に見るか館内を見た後に見るか

そのどちらかになります。

 

『日光軌道線203』

 

1910(明治43)年に

古河鉱業が日光電気精銅所への

資材輸送ために施設した『日光軌道』を

1947(昭和22)年に

東武鉄道が合併し

日光市内の路面電車として

主に観光輸送で活躍していましたが

バス路線の普及に伴い

1968(昭和43)年に役割を終えました。

 

集電装置はビューゲル

かつての都電などにも採用されたいたもので

懐かしさを感じます。

 

こちらは車内

2両連結で全長19m弱あります。

 

連結部

ターンテーブルのようなものは

ヨーロッパの連結路面電車で

よく見掛けますが

文系人間にはその構造は理解できません。

 

台車で2両を連結しています

車内のターンテーブルは

カーブをスムーズに曲がるためのものでしょうか?

 

日光市内を走っていた当時の画像です。

 

『6号機関車』

 

博物館から徒歩3分

水戸街道沿いに展示され

誰でも無料で見ることが出来ます。

 

館内に展示された『5号機関車』と同様

1898(明治31)年に輸入されたもので

英国ベイアー・ピーコック社製です。

 

館内には

ご紹介した展示物のほかにも

Oゲージによるシミュレーションなど

子供たちや鉄道マニアが喜ぶものが

まだまだたくさんあります。

 

子供たちの邪魔をしてはいけないので

オジサンは早々に退散しました。

 

東武博物館

東京都墨田区東向島4-28-16

10:00-16:30

月曜日(祝日の場合には翌火曜日)と

12月19日~1月3日は休館

大人1人210円

※交通系ICカード使用の場合は200円

子供100円

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Weezerの『Island In The Sun』です。