オンストリート編~香港『昔日の落馬洲』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、オンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景などを画像1枚でご紹介します。

今日は、香港の『昔日の落馬洲』です。1967年に東南アジアを2か月旅した時の写真です。落馬洲は、香港の新界にあり中国・深圳への入口に位置しています。現在は、MRT東鉄線が香港サイドと深圳サイドを結び、簡単に行き来できますが、この当時は観光で中国へ入国することはできませんでした。そんな状況下で観光客が唯一中国側を眺めることができたのは『落馬洲展望台』でした。

 

香港にまだ地下鉄が無かった時代で、広州と九龍を結ぶ『広九鉄路』を利用して行きます。しかし、観光客が利用できるのは落馬洲駅の一つ手前の上水駅まで。そこからミニバスに乗って展望台近くまで行きます。そこで香港警察の警官から展望台で中国側を撮影しないようにときつく注意されます。勿論、展望台にも見張りの警官がいました。

 

このような事情で当時撮影できたのは画像の辺りまでです。展望台の先には農村が広がっていますが、1980年にこの地が鄧小平による改革開放政策の一環として経済特別区に指定されたのを起点に、急速な発展を遂げて超高層ビルが立ち並ぶ巨大都市・深圳が誕生します。

 

現在ここからも深圳の超高層ビル群を望むことができます。

 

1967年11月

 

次回は、明日3月1日(金)にスピンオフ編。ビーフカツからも他の食べ物からも離れ、東京都杉並区阿佐ヶ谷の『馬橋稲荷神社』をテーマにします。