スピンオフ編~東京都墨田区押上・たくさんの神狐に護られた古社『飛木稲荷神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

津京都墨田区押上の

『飛木稲荷神社』です。

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン、東京メトロ半蔵門線

都営地下鉄浅草線、京成押上線の『押上』。

 

駅から徒歩5分

住宅街に佇む

北条氏ゆかりの神社です。

 

創建年代は不明ですが

鎌倉幕府が滅亡した時に

北条氏の落人が落ちのびて

創建したとも言われています。

 

鎌倉幕府の滅亡は1333年ですので

700年近い歴史があることになります。

 

一の鳥居は靖国鳥居で

その後ろに聳える御神木の銀杏が

社名の由来になっています。

 

樹齢500年以上で

墨田区内最古の老木と言われるこの銀杏の木は

嵐で飛んできた枝が地面に刺さり

そのまま樹木に成長したと言い伝えられており

それが『飛木』の名称の由来になったそうです。

 

一の鳥居を護るのは

狛犬ではなく神狐。

 

向かって右に

口を開けた阿形。

 

左には口を閉じた吽形

いずれも1954(昭和29)年の奉納。

 

拝殿の前には

明神鳥居の二の鳥居があり

その後ろに対の神狐が見えます。

 

1988(昭和63)年の奉納で

向かって右の神狐は

宝珠を咥えているように見えます。

 

宝珠は

稲荷神が秘める

神徳、霊徳の象徴と言われています。

 

左側の神狐は

巻き物を咥えています。

 

巻き物は知恵の象徴で

どんな願いも叶える稲荷神の

秘法のシンボルとも言われています。

 

手水舎は

拝殿の左脇に位置するという

不思議な形態になっています。

 

手水舎の奥には

裏参道の鳥居があり末社が見えます。

 

『日枝神社』

 

小さな末社ですが

素晴らしい社殿彫刻が施されています。

 

『日枝神社』の前にある不思議な石

苔が生えていますが

元々は水が張られ

手水鉢だったのではないかと思われます。

 

『日枝神社』の横には

小さな明神鳥居があり

『奥社』と書かれた提灯が下がっています。

 

扁額にも『奥社』とありますので

『飛木稲荷神社』の奥宮があるのかも・・・。

 

鳥居をくぐると

右手奥に富士塚のようなものがあります。

 

近くに寄ると

対の狛犬が護っています。

 

左右ともに横を向き

とぼけた表情が可愛らしいです。

 

何故ここだけ狛犬?

そう思ってよく見ると

狐のように見えてきました

・・・多分神狐ですね。

 

富士塚のような岩の頂上には

朱塗りの小さな鳥居と

小さな社が見えます。

 

これが奥宮のようです。

 

驚いたのは

奥宮をたくさんの

小さな神狐が護っていることです。

 

 

以下

画像のみでご紹介します。

 

 

奥宮の参拝を終え

参道を歩いていると

足下に不思議な貼り紙を見付けました。

 

『隠れおキツネさん

ご神木を見上げてください』

そう書かれています。

 

指示通りに見上げると

何となく狐のような枝が見えます。

 

社務所に飾ってあった写真で確認すると

間違っていませんでした。

 

冬場で葉が落ちてしまったので

丸見えですが

葉が生い茂ると

木の中に隠れた狐のように見えるのでしょう。

 

たくさんの神狐を見ることができる

興味深い神社でした。

 

飛木稲荷神社

東京都墨田区押上2-39-6

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Rufus Wainwright の『Across The Universe』です。