ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。
今日は、愛知県名古屋市千種区の『グリル プランセス』です。
最寄駅は、市営地下鉄東山線の『池下』。
駅のホームにこんな広告が出ています。この方こそ『グリルプランセス』の創業者で名物マスターの大久保さんです。
駅から徒歩1分、1963(昭和38)年創業の老舗洋食店です。
エントランスはビルの地階、何となく雑然としています。
店内は、70年代の新宿を彷彿とさせるTHE昭和な雰囲気。余りの懐かしさに涙が出そうです。
ランチメニューは、ビーフカレー、ポークカツレツ、名古屋名物の味噌カツもあります。いずれも1000円台ですが、ビーフカツは税込4000円と突出した価格になっています。ランチに4000円はちょっと躊躇いますが、せっかく名古屋まで来たので清水の舞台から飛び降りてみました・・・極度の高所恐怖症なので実際にそんなことはできませんが。
価格が変動していることもあります。
まずはカップに入ったビーフコンソメが登場。これが非常に美味。
コンソメを飲み終わるとコーンポタージュが出て来ました。予想外のダブルスープ。どうなっているのでしょう?しかし、とてもコクのある美味しいスープですので『?』は頭の中から追い出しました。
そしてメインのビーフカツが到着。
シュニッツェルの全面にデミグラスソースが掛っています。衣のサクサク感が損なわれるのではないかと少々心配です。
ほぼレアのヒレ、130g程度だと思います。
美味そう!これは4000円は仕方ないですね。
全く甘みを感じないデミグラスソースは、適度な苦みでコクがあり超美味。ちょっととろみが付いています。私のデミグラスソース史上でトップクラスにランクされます。
それでは実食。間違いないのは口にする前から分かっていましたが、想像を絶する美味しさです。厚みのあるレアですが、もちろん芯まで熱々です。シュニッツェルにありがちな衣の油濃さがなく、心配していたサクサク感もちゃんと残っています。素晴らしい調理です。
大袈裟ではなく歯が要らないくらいに柔らかい肉。とろみがかったデミグラスソースが絶妙に絡みます。
添え物の野菜は冷製。トマト、レタス、パセリ、コーン、そして・・・・・。
天敵の胡瓜。恐ろしく新鮮で、強烈な臭いを放っています。他の野菜は美味しく頂きましたが、こ奴だけは残しました。
ポテトサラダには胡瓜が入っていないようですが、ここのところ騙され続けていますので慎重になります。
綿密に調べましたところ入っていません。大久保さんGood Job!味付けもとても良かったです。
炊き上がりの良い上質なご飯。とても美味しく頂きました。私には丁度よい量ですが、若い方にはちょっと少ないかも。
パセリは残さずに頂きます。口の中がさっぱりします。
食後にアイスクリームとドリンクが付いています。緑がかったアイスクリーム。抹茶にしては色が薄いのでミントでしょうか。そう思って一口頂くと、災難に遭遇。胡瓜の親戚のメロンでした。これはパスです。
ドリンクはアイスコーヒーにしました。普通に美味しかったです。
今回、2週間掛けて小田原、三島、沼津、静岡、豊橋、名古屋と旅をし、11店でビーフカツを頂きました。『グリルプランセス』は、その中で最も美味しかった店です。
ご馳走様でした。
愛知県名古屋市千種区高見2-13-14
堀清ビル地階
052-761-5432
火~金 11:00-14:00 17:00-22:30
土日 11:00-14:00 17:00-24:00
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都品川区中延です。