スピンオフ編~東京都品川区青物横丁・目立たない処にありますが素晴らしいものがいっぱい『諏方神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都品川区青物横丁の

『諏方神社』です。

 

最寄駅は

京浜急行本線『青物横丁』。

 

駅から徒歩3分

旧東海道の路地の先に

鳥居と社が見えます。

 

弘安年間(1278~1288年)に

『妙国寺』(現、天妙国寺)を開山した

天目上人が創建したと伝えられています。

 

創建当時は海岸部に位置していましたが

永享年間(1429~1441年)に

現在地に遷移されました。

 

至ってシンプルな手水舎

でも何となく風情があります。

 

現在の社殿の造営時期は不明ですが

素晴らしい社殿彫刻が施されています。

 

注連縄が邪魔で

・・・などと言ったら罰が当たりますが

向拝虹梁の彫刻がちょっと見にくいです。

 

しかし

よく見ると龍の躍動感が伝わる

素晴らしい出来栄えです。

 

木鼻も素晴らしいもので

火焔を背負ったような意匠が

とても印象的です。

 

社殿前の2基の石燈籠も

奉納時期は不明ですが

社殿彫刻に負けないくらい

素晴らしいものです。

 

向かって左側の燈籠

火袋には降り龍、竿には昇り龍

劣化が進んでいるのが残念です。

 

右側の燈籠も同じコンセプトですが

微妙にデザインが異なります。

 

こちらの方が劣化が少なく

双方の龍の表情が鮮明に残っています。

 

狛犬は1832(天保2)年の奉納で

独特な意匠になっています。

 

向かって右の阿形は子取りですが

授乳中のように見えます。

 

左の吽形も子取り

向かいの阿形の子供が

乳を飲むのを羨ましがっているようでもあり

父がそれを宥めているようでもあります。

 

阿形吽形の両方が子取りというのは

非常に珍しいと思います。

 

社殿の隣には

摂社の『茶ノ木稲荷神社』があります。

 

こちらの神狐も

ちょっと変わっています。

 

右側の神狐は巻き物を咥え

子供を抱えています。

 

巻き物を咥えた神狐は

さほど珍しくありませんが

子供まで抱えているのは稀です。

 

左の神狐は

前脚で宝珠を押さえています。

 

宝珠は

口に咥えているのが一般的で

このような形態のものは

とても珍しいと思います。

 

因みに

巻き物は知恵の象徴

宝珠は神の霊徳の象徴と言われています。

 

旧東海道から奥まったところにあり

目立たない神社ですが

珍しく、そして素晴らしいものを

見せて頂きました

 

諏方神社

東京都品川区南品川2-7-7

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。The Maineの『Loved You A Little』です。