スピンオフ編~東京都足立区北千住・古民家とアートのコラボレーション『仲町の家』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都足立区北千住の

『仲町の家』です。

 

最寄駅は

JR常磐線、東武スカイツリーライン

東京メトロ日比谷線/千代田線

つくばエクスプレス線の『北千住』。

 

JR駅西口から徒歩5分

東京藝術大学千住キャンパス前の

『ミリオン通り商店街』に入ります。

 

さらに5分程歩くと

左側に『仲町氷川神社』があり

この向かいの路地を進みます。

 

路地の先にあるのが

『仲町の家』です。

 

木造一部二階建の近代和風建築は

千住宿の商家・石出家の離れだった建物です。

 

詳細な建築年は不明ですが

大正から昭和初期と言われています。

 

千住宿を開発した

石出掃部介吉胤のご子孫が

近年までお住まいになっていましたが

2018(平成30)年に

アートプロジェクトの

『音まち千住の縁』が借り上げ

千住の文化サロンとして

土・日・月・祝日に一般公開されています。

 

屋内では定期的に

アーティストによるプログラムが展開され

基本的に無料で参観できます。

 

3月中旬に訪問した時には

東京藝術大学大学院生の浅野ひかりさんによる

『丸い地球の模様替え』が展示されていました。

 

書院造りの部屋に展示されていた作品は

畳を張った円盤に棒が立てられ

布団が掛けられたものです。

 

棒の先には卓袱台が

取り付けられています。

 

円盤の上に乗り

軸になった棒を廻すことが出来ます。

 

観客の手により作品が動きまわり

空間を構成する要素が変化することが

この作品の意図とのことです。

 

芸術音痴の私には

理解の範疇を超えていますので

本来の目的である

建物の見学に専念しました。

 

座敷の鴨居の釘隠しには

瑞祥を表す鶴があしらわれています。

 

庭を挟んで見えるのは

茶室だった部屋です。

 

こちらの部屋にも

浅野さんの作品が展示されていました。

 

屋内で見学できるのは1階部分だけですが

庭は自由に散策できます。

 

コンパクトですが

手入が行き届いた趣味の良い庭です。

 

要所要所に

趣きある石造物が

さりげなく置かれています。

 

苔むした燈籠

素晴らしい形ですね。

 

燈籠の笠の部分だったのでしょうか

詳細は不明ですが惹かれます。

 

手水鉢に燭台に蛙

思わず笑ってしまいました。

 

現在は水が張られていませんが

小さな池だったようで

切石橋も架かっています。

 

書院造りの部屋を

庭から眺めるとこんな感じです。

 

こちらは茶室の外観です。

 

茶室の外にあった蹲のようなもの

素朴な感じが素敵ですね。

 

古民家での

前衛的なアートの展示には

賛否あろうかと思いますが

私個人的には

こういう使い方もありかなと感じました。

 

仲町の家

東京都足立区千住仲町29-1

03-6806-1740

(13:00-18:00 火・木を除く)

10:00-17:00

土日月祝日のみ開館

入場無料

※イベントにより有料の場合もあり

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Will To Powerの『Baby I Love Your Way/Free Bird』です。