スピンオフ編~埼玉県草加市・興味深い製品がずらり『草加市立歴史民俗資料館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、埼玉県草加市の『草加市立歴史民俗資料館』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン

『草加』。

 

 

駅から徒歩5分

学校のような建物が

目に入ります。

 

 

こちらが『草加市立歴史民俗資料館』

学校のように見えたのもその筈

1926(大正15)年に竣工した

埼玉県下初の鉄筋コンクリート校舎

草加小学校西校舎改修したものです。

・・・開校当時は『草加尋常高等小学校・・・

 

 

小学校の雰囲気を色濃く残した建物は

2008(平成20)年に

国の登録有形文化財になりました。

 

赤い丸ポストは

後付けです。

 

 

1階の教室を利用した展示室には

草加市の出土品や

日光街道草加宿のジオラマなど展示されています。

 

 

1階の展示品以上に

私が興味を持ったのは

2階廊下と多目的ルームに展示された品々。

 

 

まずは

廊下の展示品から。

 

冷蔵庫

電気ではなく

氷を入れて冷やすタイプです。

 

製造年に関する説明はありません

・・・ちなみに純国産の電気冷蔵庫は

1933(昭和8)年に

芝浦製作所が発売したものです。

 

 

銘板をよく見ると

『特選 松坂屋』の文字と

銀座松坂屋のロゴマークが。

 

デパートが自ら製造したとは

思えませんので

いわゆるOEMなのでしょう

・・・しかし興味深いです。

 

 

ステレオプレイヤー

これは1960年代のものでしょうか(?)。

 

下町に住む庶民の家には有りませんでしたが

銀座に住んでいたお金持ちの友人宅で

自慢げに聴かされ

羨ましかったのを鮮明に記憶しています。

 

 

製造年に関する情報はありませんが

ビクター製です。

 

 

ソニー製のブラウン管テレビ

普及が始まったのは

1955(昭和30)年頃からだそうです。

 

 

ぐるぐると回すチャンネル

1~12までしかありません。

 

 

トーン、垂直、水平、明るさなど

全て英語表記

理解できたのでしょうか。

 

 

内側の黒い部分が

スウィッチとボリューム。

時計回りに回すと

スウィッチが入り音量が上がります。

 

外側はコントラスト

どんな機能だったのでしょう。

 

 

こちらは多目的ルーム。

 

こちらの部屋には

さらに興味深い物が展示されています。

 

 

入口付近の壁には

時間割りが貼られています

・・・懐かしい!

 

 

まず目を引くのが

『エジソン・ホームA型』と呼ばれる

蓄音機

もちろん電動式ではありません。

 

残念ながら

内部を見ることはできません。

 

 

隣にあるのが

『キュマーベ』と名付けられた蓄音機。

 

1932(昭和7)年に

隈部一雄工学博士が設計した

国産の蓄音機です。

 

隈部博士は

東京帝国大学(現、東京大学)で

教鞭を執った自動車工学の研究者で

後にトヨタ自動車工業の副社長も務めました。

 

『キュマーベ』の名称は

博士の名字の『くまべ』を

英語風にもじったものです。

 

 

ターンテーブルの部分は

公開されていませんが

写真で紹介されています。

 

 

電気を使わない蓄音機の

音の出る仕組みが

イラストで分かりやすく解説されています。

 

何となく分かったような気分になるのですが

文系の語学屋には

本質は理解できませんでした。

 

 

ご紹介したものの他にも

ミシン、農耕器具、電話器などなど

色々なものが展示され

時間が経つのを忘れてしまう

素晴らしい施設です。

 

草加市立歴史民俗資料館

埼玉県草加市住吉1-11-29

048-922-0402

9:00-16:30

月曜日(祝日の場合は翌平日)休み

入館無料

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、台湾・新竹市です。