スピンオフ編~埼玉県川口市・英国式煉瓦造りの洋館が印象的な『旧田中家住宅』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、埼玉県川口市の『旧田中家住宅』です。

 

 

最寄駅は

埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線

『川口元郷』。

 

 

駅から徒歩10分弱

国道122号線に面し

一際異彩を放つ洋館が

『旧田中家住宅』です。

 

 

田中家は

当地で味噌醸造業と材木商と営み

一族からは

県議会議員、貴族院議員、川口市長などを

輩出した名家です。

 

イラストは

味噌醸造を行っていた頃のものですが

現在では洋館を囲む工場・蔵部分は撤去され

洋館、和館、茶室、文庫蔵、庭園により構成されています。

 

 

洋館は1923(大正12)年に完成したもので

煉瓦造3階建て。

 

英国式に

レンガを積んだ壁に

化粧煉瓦を貼った

デザイン性に優れた外観が印象的です。

 

 

洋館のハイライトは

3階にある迎賓のための大広間。

 

 

部屋全体を

ジョージアン様式でまとめていますが

柱は何故か

ペディスタイル付きのイオニア様式。

 

 

白漆喰の天井には

シャンデリアが吊るされ

花弁をモチーフにした

中心飾りが施されています。

 

 

和館は

1934(昭和9)年に増築されたもので

木造一部2階建ての数寄屋造り。

 

 

和館のハイライトは

1階の迎賓施設。

 

15畳の座敷、12畳の次の間

10畳の仏間で構成されています。

 

 

一番奥に位置する座敷は

本格的な書院造りになっています。

 

 

庭は

1973(昭和48)年の改修工事で

味噌醸造蔵の跡地に造営された

本格的な池泉回遊式日本庭園です。

 

 

庭の池の奥には

かなり大きな茶室があります。

 

 

8畳と小間の二つの茶室と

立礼が行えるホールで構成され

茶会などに利用できます。

 

 

建物の一部だけをご紹介しましたが

この他にも

素晴らしい部屋や展示も多くあります。

 

旧田中家住宅

埼玉県川口市末広1-7-2

048-222-1061

9:00-16:30

一般200円 小中学生50円

月曜日休館

 

付録

 

JR川口駅近くの

『キッチンオニオン』で頂いた

うにクリームコロッケと

2種類のソースのハンバーグ

 

 

次回は、明日2月8日(金)に番外編。中国福州市の太平燕で有名な『安泰楼』をテーマにします。