スピンオフ編~上海市郊外・未だ観光地化されていない水郷『金澤古鎮』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

昨日、3週間の中国の旅から無事帰国しました。

 

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、中国上海市の水郷『金澤古鎮』です。

 

 

昔の中国の交通事情に由来する

『南船北馬』という

四字熟語があります。

 

中国南部は

川が多いため船で

北部は平原や山がちなので

馬で旅する・・・

これが本来の意味ですが

 

転じて

絶えず忙しく旅していることを

意味するようになりました。

 

上海は

揚子江の南にある

江南デルタの河口にあり

郊外には今も

網の目のように水路が走る

水郷が残っています。

 

近年

水郷の多くが観光地化されていますが

今回ご紹介する『金澤古鎮』は

昔のままの町並みが残る

美しい水郷です。

 

公共交通手段は

上海の中心『淡水路』から出るバスのみ

1日6本しかありません。

 

 

路線バスに揺られること

1時間強

料金は12元(約200円)。

 

 

バスは

金澤古鎮の中心部にある

金澤汽車站(バス停)に着きます。

 

 

目の前を走る通りが

『金渓路』。

 

 

金渓路を

5分ほど歩いた所にある

運河の両岸が金澤古鎮です。

 

まずは

古鎮のメインストリート

上塘路入ります。

 

『周荘』や『朱家角』などの

観光地化された水郷では

土産物屋や食堂が立ち並ぶのですが

金澤古鎮には一軒もありません。

 

 

古鎮には

運河が縦横に流れ

美しいフォルムの橋が

たくさん架かっています。

 

 

金澤古鎮が形成されたのは

宋王朝の初期

10世紀末ごろ

1000年以上の歴史があります。

 

家々は

さほど古くはありませんが

石橋のいくつかは

古鎮形成のころからのものもあります。

 

 

現在でも水運が盛んで

小舟を所有する

家庭も少なくありません。

 

 

石橋が主流の中

こんな木製の橋もあります。

 

 

『普慶橋』という名前で

水運の安全を見守る

獅子の面が施されています。

 

 

この橋を渡ると

『頤浩禅寺』という仏教寺院があります。

 

今では

こじんまりした田舎の寺ですが

元の時代には

江南で最大の寺として栄えていたそうです。

 

 

この日は

法事が行われていましたが

快く撮影を許して頂きました。

 

 

のんびりと

歩いて見て廻っても

2時間位です。

 

上海の喧騒を暫し忘れ

スローな時間を過ごすことができます。

 

残念ながら

美味しい物を頂ける店は

ありません。

 

上海市内に戻り

行きつけの『金八仙』でビールを。

 

ライセンスを受けた

バドワイザーですが

味は全く別物です。

・・・さすが中国・・・

 

 

つまみはこれ!

落花生とアオサを煎ったもの

適度な塩味で

ビールが進みます。

 

 

次回は、明日8月17日(金)に番外編。中国ハルビン市の『南京小籠灌湯包』をテーマにします。