スピンオフ編~韓国ポハン(浦項)市・郷愁漂う『クリョンポ(九龍浦)日本人家屋路』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、韓国ポハン(浦項)市の『クリョンポ(九龍浦)日本人家屋路』です。

 

ポハンは

プサンから北に約120㎞

韓国最大の鉄鋼メーカー

POSCOの本拠地です。

 

 

クリョンポ(九龍浦)は

ポハンの中心部から

バスで1時間。

 

 

カニ漁で有名な漁港で

町の中心部には

カニ料理屋が軒を連ねる

通称『カニ通り』があります。

 

 

この通りに面して

こんな門があります。

 

『クリョンポ イボネ カオコリ』 

~九龍浦日本の家屋路~

そう書かれています。

 

 

門をくぐり

一本先の通りを右に曲がると

何となく

郷愁をそそる家並が現れます。

 

 

クリョンポは

日本人に縁ある場所。

 

1906(明治39)年に

香川県の漁業組合『小田組』の漁船80隻が

鯖などの魚を追って

クリョンポにたどり着いたのが

始まりと言われています。

 

その後

鯖漁の一大拠点地となり

千人以上の日本人が暮らしていました。

 

ポハン市は現在

日本人家屋の復元事業を行い

当時の建物の保存に取り組んでいます。

 

主な家屋には

当時何だったのかが

表示されています。

 

こちらは

友助と言う名の

理髪店。

 

 

クリョンポ イボネ カオコリは

韓国映画のロケ地としても

多く利用されているようです。

 

 

通りの一番奥に

『九龍浦近代歴史館』があります。

 

 

この建物は

1920年代に香川県から移住してきた

橋本善吉の住居として建てられた

木造2階建てです。

 

 

内部は純和風で

保存状態も良好。

 

仏壇のある部屋では

ご夫婦が。

・・・韓国はこういう展示方法が好きですね・・・

 

 

違い棚のある部屋には

日本刀と軍刀が。

 

 

特別に

軍刀を

見せて頂きました。

 

 

子ども部屋では

娘さんが琴を弾いています。

 

傍らには

赤いランドセルが。

 

 

階段も

長い廊下も

和風です。

 

 

歴史館の隣には

『かじや』と平仮名で書かれた

カフェがあります。

 

 

優しいハルメ(おばあちゃん)が

温かく迎えてくれ

散歩疲れを癒すのに

最適な空間です。

 

 

この日は

ハルメお手製の

トウモロコシのお餅を

ご馳走して頂きました。

 

甘さ控え目で

とても美味しかったです。

 

 

インチョン(仁川)やクンサン(群山)にも

日本人家屋が再現された地区があり

日本人よりも韓国の方に

人気があります。

 

このような場所を訪れると

日韓関係の複雑さを

痛感します。

 

九龍浦日本人家屋街

※プサンナビでは『九龍浦近代文化歴史通り』となっていますが

現在は『九龍浦日本人家屋街』に名称変更されています。

 

次回は、明日5月29日(火)に番外編。韓国スウォン(水原)市の『ホンデケミ』をテーマにします。