療育センターへの初めての電話。


その電話を受けてくれたのは、女性のソーシャルワーカーの方でした。今現在も担当してくれている、仕事熱心な方です。


緊張しながらも、息子の困りごとを精一杯伝えました。

 

「何か問題があると、確信に近いものがあります」と話しました。


そこまでおっしゃるなら・・でもまだ月齢が幼いので、まず保健師の家庭訪問を受けてください、となりました。


1週間後、先日の健診でご挨拶した担当の保健師さんが家庭訪問に来てくれました。


積み木をつませたり(積めなかったと思います)行動を観察したのち


「目で見る力のほうが、耳で聞く力より強いですね」とのコメントをいただきました。
 

 

療育センターのパンフレットを受け取り、

ひととおり説明を聞きました。

 

「お母様が希望されるなら、行かれたらいいと思います」というやんわりとしたニュアンスでしたが、


今から思えばパンフレットを出された時点で

保健師さんとしても、それなりの確信があったと思います。

 


本来ならばおそらく、電話で発達の具合を経過報告した後に、自治体の親子教室を経て、


必要に応じて療育センターの紹介という流れだったはずなので、色々と飛ばして進めたことになります。



保健師さんには「もし障害があったとしても

その特性を生かして能力を伸ばしたい」と伝えました。


ただ、療育センターの施設説明の中で「知的障害」という言葉が出てきたときに私は


「自閉症かもしれないとは思いますが、知的障害ではないと思います」と答えました。

 


今考えれば、ずいぶんと呑気な見解を持っていたものです。

 

でもその時は、我が子と知的障害は無縁なものと感じていました。

保健師さんは知的障害について「可能性はあります」と、そう言われました。

 

そして私はようやく、知的障害について調べはじめました。

 

 

自閉症の能力を生かして、世界で活躍する著名人のように育てよう・・と期待していたので困惑しましたが、


ハッキリと伝えてもらえて良かったです。

 

いずれ知ることになる前に、調べる時間が充分に得られたので。

 


そうして、療育センターに行く日程が翌月に決まりました。