突然ですが…
もしも 自分の人生が間もなく終わるとしたら
みなさんの1番のお願いごとはなんでしょうか？
私には子供が2人居ます
どちらもとっくに成人を迎えています
それでも やっぱり大切な家族を残していくことの歯痒さ、
心配はきっと言葉では言い表せないと思います
くぅとみぃも私の存在は不可欠ですしね
母たちやちぇりーとピョンタを見送った時、言いようもない喪失感がありました
けれど同時に、自分が叶えたかった最後の最期の見送りも、全員することが出来ました
大役を果たし終えたんだね… そういう意味ではホッとした気持ちもありました
約2年ほど前の夏、私自身の体が不調になり2週間入院しました
この間の施設にお預けしている母たち2人のこと、咳が漢方オイルでやっと少しマシになり始めたピョンタのこと、腎不全で何度もピンチをすり抜けたけれど 常日頃 夜は私と寝ていたちぇりーのこと…
入院中 あれこれと頭をめぐりました
思うようにならない体で
病院と言う閉ざされた独特の空間はいろんなことを考えてしまいます
万が一 私に何か起きたら… と気弱になってる自分と、ダメダメと思う自分…
そんな時 家族は私の代わりに最大のサポートをしてくれました
不在中、ピョンタもちぇりーもどれだけ不安だったことでしょう
娘から毎日送られてくるLINE動画を見て…そう思いました
当時は大変だったけど、しっかり回復してしっかりお世話して そして見送りが出来たことは何より良かったと思います
昨夜のことです
8年前に譲渡した猫ちゃんのひとりの里親さんからLINEが来ました
とても久しぶりで大喜びでLINEを読み始めました
猫の〇〇ちゃんは元気です
しかし そのあとの文字を追っていくと…
信じられない事が…
私は今 癌の末期です…
喉切開してカニューレを入れてるので喋れないのと、食事も食べれないので胃ろうをしています…
猫の〇〇ちゃんが部屋に入りたがって鳴くのが辛いです
でも 深刻には考えてないので大丈夫ですよ
って…
何度も何度も読み返しました
頭の中で起きている現実を理解するのに時間がかかりました
しばらくして…
涙 ポロリ…
〇〇ちゃんのことは家族がお世話してくれるので、大丈夫ですよ
私よりまだうんとお若いはずなのに…
辛すぎます
それでも今 彼女はそんな状況の中で精一杯生きておられます
私が託した里親さん 本当にありがとう
胸が締め付けられる思いでした
過去にも、譲渡後に離婚された方もおられます
でも やっぱり猫ちゃんは彼女がずーっと連れておられます
何が起きても 何があっても この子のことは守り抜く
そんな猫ちゃんの里親様たちに感謝しています
私の譲渡条件は、一般的に決められてることや猫飼育経験 そのこと以上に重要視した事があります
最終的にその方がどれだけ動物さんに向き合って生きれる方なのか？ ハプニングが起きた時、しっかり対応してくださるかどうか というところをお話ししながら1番重要視して来ました
自分が癒されたいから
それだけの応募の方もおられました
ひとり暮らしだから断られる 一度でいいから会って決めて欲しいとも言われる方もおられました
しばらく電話でお話ししてると
いやいや 違うでしょう〜 やっぱり命を預かる覚悟ないよね
ってその方に感じました
ただの動くぬいぐるみの相手ではないのですよね
申し訳なかったのですが、会うこともお断りさせていただきました
コロナ禍から巣篭もりでペットを迎える人が増え、途中で 思っていたのと違う と言って手放されるペット、棄てられる犬猫がどんどん増えています
今年はうさぎ年ということで人気が高まったペットのうさぎ
今 大量の遺棄が起きているようです
あなたの命がひとつしかないように、ペットになった動物さんたちもひとつしかない命ですよね
あなた次第で、その子の運命は180度変わります
一度受け入れたら、たとえトラブルが起きたとしても どうしたら良いか？向き合って欲しいと思います
私の大切な里親さんがくださった連絡
言葉ひとつひとつ、いただいた猫ちゃんの写真、動画を見せていただき… しみじみと考える私です
彼女があとどれくらい 猫ちゃんの居るご自宅で過ごせるか 誰にもわかりませんが…
ただただ 心からありがとう と言う気持ちでいっぱいです
願いが叶うのなら 彼女と最愛の猫ちゃんがもっと一緒に暮らして欲しい…
彼女の苦しみを最小限に… と願うばかりです