男性性が強い女性、女性性が強い男性に起きること

前回の成育歴が及ぼす影響の怖さとこの３つの弊害

ことについて紹介しましたが、今回は最後の項目です。

これはどういうことかと言うと、

自分自身の女性性を満たせない欲求を、相手の中に求めてしまう

ことです。

自分が男性性化しているので、自分の代わりに相手を女性性化させて、二人のバランスを取ろうとしてしまいます。

これは自分の中にある女性性＝優しい気持ちや繊細な気持ちを出したい欲求の代わりをしてもらおうとてしまうのです。

話をしたがらない男に無理やりに話を聞き出し、感情や共感を求める話し方をさせようとします。

感情や共感を求める話し方をするのは女性の世界のルールですが、それを男性に求めてしまいます。

この状況にいる女性は、

相手がもっと繊細で感じやすく、傷つきやすい心を見せてくれたら自分も満たされる

と思い込んでいます。

これこそ、自分の本当の欲求を他のもので満たす”代償行為”です。

このような女性は、パートナーを女性的にすることで、自分の女らしくありたいという欲求を満たしているのです。

女性側が女性性が普通であっても、男性側の女性性が高い場合もこの問題が起きがちになります。

我が家の話ですが、私は元から男性性が高かったのですが、夫は女性性が強い人。

自分の感情を素直にだし、感情や共感を求める話し方をします←要はおしゃべり。

「我が家では、私が愚痴聞き係で面倒くさくて困る！」とジョングレイ博士に言ったことがありました。

その時のジョングレイ博士の回答にびっくり！！

私がどうしても男性性に振り切ってしまうので、夫を余計に女性性の方向へ押しやってしまっている！と。

「ではどうしたらいいのでしょう？」

と聞いたら

「夫以上に愚痴を言いなさい！！」

という爆笑ものの回答をされました。

どういう意味かを説明すると、

男が自分の感情を吐き出すことで、どんどんと女性性が強くなり、女性性に振り切ってしまうので、タイミングを見計らって女が問題提起をする。

そうすることで、瞬時に”問題解決屋”としてのスイッチが入り、男性性を取り戻すことができる！

ということ

男の愚痴には、それ以上の愚痴で対処せよ！！

まぁ～なんともすごい回答なのですが、説明を聞くとたしかに！と思うんですよね。

私の男性性の強さが夫を女性性に押しやっている！？

まさかの回答に頭を抱えてしまった私でした。

１、ストレス過剰のため過食になる
２、なんでも自分一人で解決しようとする
３、相手に自己開示させようとする

このような傾向があるかも？と心当たりのある方は、ぜひ自分の本当の欲求を感じてみてください。
そして真の欲求を満たすことで女性性に戻れるようになれますし、ストレスの軽減にも役立ちます。