私がこんな術を身に付けたのは
3歳位である
泣いても許されない環境だったから
母、姉、
一人では無く二人
二人にはめられる事も多々あった
だから
女達を束ねる仕事が出来ていると思う
内部リークしたおばさんの事も
コロナ禍採用で人も居なく
騙されたフリをして使っていた
いつ切るか頃合いを見計らっていた
…
男は優しいと気付いたのは20代の
営業時代だった
女が許さない部分を男はまだ
認められる人間が多い
女は勝つまで戦おうとしたり
心に余裕が無い人間が多い
…
若い頃より、40代経営者は
許されなくなった範囲が当然広いが
相手を気持ち良くさせる
絶妙な言葉選び
信憑性を持ってそれをサッとちらばめて
自尊心をくすぐり
和らいだ辺りで
絶妙な共感と謝罪をする
これに私は長けている
それは当たり前で
3歳位から家庭でやっていたからだ
…
頭を下げるのは
相手の理解が得られ
最終的なゴールに来た時
10秒、頭を下げる
最後は
靴も履かずに
玄関ドアを開けてお見送りする
全て絶妙に計算された言動が
3歳から身に付いており
納得してお帰り頂く格好になる
…
最後に
真摯な対応へは
ありがとうございます
と言われるまでになる
謝罪の場になる時点で
仕事的にはどうか、だが
謝罪対応としては良い点数だと思う
録音されている事も意識している
一語一句
録音を意識
昨年からこんな事が増えた
コロナ明けからだ
…
幼少期の方が絶望であった
母から怒鳴られ続け
長くて4時間
午前いっぱい位
小さな体格の私は泣き
ひくひくと呼吸が出来なくなる
その音がうるさい、とまだ怒鳴られる
止めようと頑張るが
鼻水で息が出来ず苦しくむせる度に
怒鳴られる
大きな大人に連れて行かれ
和室に閉じ込められる恐怖…
母だけなら良かったが
姉は、ありもしないデタラメを作り
母に叱責する様に要求した
…
こんな生い立ちなので
馬鹿女が旦那を送り込んでも
無意味なのだ
上手くなだめて
怒りも飼い慣らす事が出来る
…
何の為に
こんな目に遭うか分からなかった
父には秘密な行いで
いつも、無かった事にされていた
悪口が嫌いな父の前
にこやかな夕飯の場では
全て無かった様に過ごした
…
今大人になり、離婚を二度もして思うのは
生きる為には
術が役立つ事だ
仕事で起きるあらゆる争いを
切りさばいたり
丸めたり
小さかった頃の耐えた自分に
ありがとうを伝えたい
子どもや家を守る仕事が出来ているのは
術のおかげだからだ
…
あたたかい普通の家庭が欲しかった
と、 yさんは言ったが
私もそうだった
ずっとそうだった
だが
現実は中々難しい
少しでもそんな風になる
近付くかもしれない事柄は嬉しい
が
幻想は抱きたく無い
子どもと家は
どんな男性が来ても自分が守るスタンスは
変えずにいこうと思っている
…
あたたかい普通の家庭
の
普通とは
あたたかい とは?
縛られる事で幸せも遠のくと感じる
幸せは振り返ると気付く事もある
寄り添う
分かち合う
色々な良い言葉があるが
術を生かした自己責任能力は
結婚するしない
に関わらず必要であると学んだ
人生どんな地獄があるか分からない
その上で
楽しく過ごせる人がいたらいいなと思う