昨日、僅かな時間ではありましたが、防災と言ったらまず最初に頭に浮かぶ山本康史にお会いできて、お話することができました

山本さんの略歴は下記の通り

NPO法人みえ防災市民会議 議長
元 東日本大震災支援みえ災害ボランティア支援センター センター長
 *三重県・三重県社協等と協働で設置したボランティアセンター
内閣府 防災ボランティア活動検討会メンバー(2004~2014)

山本さんには、お忙しい中に日本IDDMネットワークの理事も務めていただき、マニュアル本Part3やPart3別冊の作成時など、災害対応に関する情報発信にご協力いただいています

メルマガにも「災害対応自分マニュアルのすすめ」と題して寄稿いただいております
こちらは、全文公開しておりますので、ぜひ今一度ご一読くださいませ


「今回、インスリンは1ヶ月の備蓄を持つことができていたんです」と報告させていただいたら、非常に喜んでくださっていました

山本さんには、自分が被災地支援をはじめてしばらくした頃にも、「週1回休みを作るなど、生活リズムを作ることを心がけてください。」とアドバイスいただいたりして、本当に心強く思っています

そんな山本さんと、プチぶっちゃけトークをさせていただきましたが、 結論は、 「もっと避難生活を送っている方が声を出していいんだ!」 ということでした

物資なども回ってきて、命が危険に晒されている危機感が失われてきて、 「これ以上、贅沢を言ったら申し訳ない」 「スタッフの方も大変なんだから」 なんて思ってませんか

このまま声を出さなかったら、現状維持です... 今の現状は、元の日常に近いですか

これから辛い梅雨の季節がやってきます... 梅雨もテントや車中で過ごしますか

今の食事はバランスが取れていますか 栄養の偏った食事で、今後病気になったりしませんか

学校が再開したと言ってもまだ半日だけの地区もあります... 子どもたちにとって学校に通うことも今までの日常を取り戻し、心を落ち着かせる大事なことではないでしょうか

「◯◯して欲しい」「▽▽がしたい」 そんな声がなければ、避難所の環境は変わりません...
声が上がらなければ、外部の方は何を手伝えば良いのか分かりません...

もっと声を上げていきましょう
一人で言うのは大変だと思いますので、数人で一緒に避難所の運営者や災害対策本部の方に相談してみてください
スタッフも対応できなくなれば、もっと外に助けを呼び、何か手伝いたいと要望を待たれている方々にも声が届くはずです

被災地は、熊本だけではありません
大分だって大変です
東北だって、まだ復興の途中です

これから更に違う場所で災害が起こったとき、まだ熊本は日常に復帰出来ていないから何もできないなんて言わないでいいように、せめて日常に復旧しておきましょう

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました