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どうでもいい花し

人に話すにはどうでもいいはなし。でも話したいんだよなぁ〜。そんなムズムズとした気持ちの解消のためのブログです。2019年5月そこはかとなくブログ再開。美術館日記でもつけようかな、と。

古今亭志ん生 『びんぼう自慢』
パオロ・マッツァリーノさんの読書案内に取り上げられていた一冊。
面白そうだったので読んでみました。
そしたらこれが面白いのなんのって!
5代目志ん生の語る自身の人生譚。
宵越しの金はもたない(というより持てない)、何よりも酒が大事、嘘ついて金は手に入れるし、いざとなったら仕事も逃げる。
こんなむちゃくちゃな人がおったとは。
口述なのか、志ん生さんの語るまんまの文調になっていて、まるで寄席で話を聞いているよう。
面白くってケラケラ笑っちゃいました。
電車では読めない本ですね。
面白い人だけれど、この人が友人や親類だったら迷惑極まりない😂
なのに家族や友人たちに見限られなかったのは、志ん生さん自身に捨てがたい魅力があったのだろうと思います。
その魅力の一端を感じられる一冊でした。
落語は数年前に少し体験した程度なのですが、少し興味を持ちましたキョロキョロ
志ん生さんの音源もあるようなので、近々聞いてみたいと思います。
おすすめの一冊。読んで良かった!


『偽善のすすめ』パオロ・マッツァリーノ
偽善って悪いことなの?そもそも偽善ってなに?
偽善になるなら何もしない方がマシ?
あなたは偽善について考えたことがあるか。
1度読んでみると、物事の考え方が変わるかも。
学級文庫にぜひ所蔵してほしい一冊。



ほか、3月中に読んだものチュー
すくにゃい……

『怒る!日本文化史』パオロ・マッツァリーノ
『東京時間旅行』鹿島茂
『わたしが正義について語るなら』やなせたかし
『13歳からの反社会学』パオロ・マッツァリーノ
ジムバッグが壊れてしまった。
どう壊れたかというと、バッグが閉まらないのである。
こういうとチャックが壊れたのかと思われるかもしれない。
しかしチャックは健在で、しっかりと噛み合わさって己の任務を全うしている。うむ、えらいぞ。

ところが、バッグは閉まらないのである。

どういうことかと言うと、チャックとカバン生地との境がビリビリに裂けてしまったのだ。

つまり、チャックが閉じたその後ろでガバッ!と口が大きく空いている、そんな状態なのだ。


応急処置として、安全ピンでとめてパンクな様相にしたり(ピンの数が多い上に開けるときにすべて取り外さなくてはならず不便)、洗濯バサミでとめてみたりしたのだが(少しの衝撃で洗濯バサミが跳ね飛び不便)どうもうまくいかない。
これは新調するしかないかなぁ…と思っていたところに、どこからどう転がりこんできたのか「自分で直す」という考えがやってきた。

ん、ひとつやってみようか、と素材屋へ行けば「補修テープ」という便利なものがあるではないか。
なんでも、補修したいところにテープをあてて、アイロンをジュッとかけるとピタッと貼りつくという話。
うむ、便利。良いではないか、良いではないか。
まっこと便利。余はこれを買おうかな、買いたいな。
と思うも束の間。
アイロンを持っていないのである。
それに、生地と生地を繋ぎたいのであって、穴を塞ぎたいのではない。
補修テープは今回のケースには不向きであった。

弱ったな、新しい鞄を買うのは面倒臭いよ、と素材屋をウロつくと目に入ったのはデニム素材の端切れ。
これも何かの導きか、自分のクローゼットの奥に眠る過去の遺物の記憶が閃光の如くきらめいたのである。
それは一本のジーンズであった。
このジーンズ、あろうことか臀部にダメージがついてしまい、二度と着ることがなくなってしまった。
気に入っていただけに捨てるに捨てられず、そのうちブックカバーにでもしようかな、と幾星霜もの間忘れ去られていたのである。

これだ。チャックとカバン生地との間を布で継ぐんだ。
それしかない。
私の可哀想なリーバイスよ、継布として生まれ変わってくれ。
君はこの日がくるのを、クローゼットの中でずっと待ち続けていたんだね。
時は来た、さらばだ、私のリーバイス!

と、思い切ってジーンズを切る。
長さも図らず、ん、これくらいね、と布を当てながら見当をつける。
アイロンはないから、折り目は竹の定規でしごく。
ミシンなどという贅沢な代物はもちろんない。
当然手縫いだ。
チクチクと縫い付ける。
最後の方になってくると面倒臭くなってくる。
やっぱり買ったほうが手間かからなかったなぁ、などと呟きながら、切れ端を無理矢理に折り込んで、無理矢理に縫い付ける。
売るもんじゃないんだからどうだっていいや、と投げやりになった頃が2時間半。
ようやく完了した。


チャックとカバン生地の境にはデニム生地のラインがひとつ。
これはどうも貧乏臭いね、と頭をかきつつも、自分で縫ったからかその貧乏くささが愛おしい。
黒い縫取り糸の拙いのが不恰好で、貧乏くささによりをかけている。
これがなんだか味があっていいよねぇ、とシミジミ思ってしまうから不思議だ。
もう少し貧乏くささ付け足そう、と、巣鴨土産にもらった「すがもんのオシリ」ピンをつけてみる。
ぐっと味がでる。
何よりもこのデニム生地、オシリがいけないことになっていたのだから、取り付けるのにぴったりのピンではないか。
うむ、良いぞ良いぞ。
これでしばらくは安泰ではないか!


と、ルンルンでジム通いを数日したのち、私は発見したのだった。
そう、そこには、新たな穴、があったのだ。



To be continued....
2月も終わっちゃったんですね。
今月は引越しに向けて手離す本を精査すべく(できるだけ荷物は減らしたい)、悩ましい本や漫画を再読。
来月も再読中心の読書になりそう。
しかし引っ越すたびに本が増えてる気がする。
毎回 所持品の半分くらい減らしてるんだけどなぁ

それにしても片付けてたら大事な本がないじゃないですか。
ヘッセ『荒野のおおかみ』
誰かに貸したままなのか、実家に眠っているのか。
いづれにしても『デミアン』『シッタールダ』『メルヒェン』とあって『荒野のおおかみ』だけないのはおかしい。
私の人生のバイブル4冊が並んで揃ってないなんて!
と気づいてしまったら毎日落ち着かない。
シュテッペンヴルフ…どこ行ってしまったんだ。

ないと知ると苦しくて恋い焦がれて読みたくてたまらなくなったので、買いました
ジュンク堂に駆け込んで。
仲良く4冊並んでホッ。

減らした本が一冊また増えちゃったんだなぁ。
でもいいの、これは大事な本だから。

以下、淡白な読書記録


一条ゆかり 『砂の城』
漫画だけれども。
これ、再読したらやっぱり名作だった。
なのに手放しちゃったよ、今更後悔。
むしろ『風と木の詩』を手放してこっち取っておけば良かったなぁ。
だってジルベールよりフランシスの方が好きだもの、私は。
物語もこっちの方がずっと好みなのに。
数年たったら買い戻しちゃうのかもしれない。どう思う?


梅原猛 『葬られた王朝』
梅原猛さんの著書、読みたいと思うのに最後まで読みきれないんだなぁ。
これも3分の2くらいまで読んで断念してしまった。
テーマは惹かれるんだけどなぁ。
なんだか読みきれないんだよねぇ。


川端康成『伊豆の踊子 他』
短編『十六歳の日記』を読むべし。と、いつかの私のメモに書いてあったのをやっと。
なんでそんなことメモしたのか、一体何を思ったのか分からない読後になりました。
川端康成を楽しむ感性が育ってないみたい、私。
『温泉宿』に至っては、『二都物語』を英文で読んだ時と同じような置いてきぼり感。全く内容を把握できない寂しさに襲われました…。
解説希望します…ショボーン


しりあがり寿 『人並みということ』
再読。
Amazonでとんでもない値段ついてるんですけど…ガーン(手放そうと思ってたけどやめようかな笑)
しりあがりさんなりの生き方哲学。
読んだ当初はとても感銘を受けたんだけど、再読したらそうでもなかった。
ただ、まえがきとあとがきがすごくいい。
人並みってさ、やっかいだよね。
規格内に収まってるのは楽だし安心だけど、その「人並み」って定型じゃなくって、それについてくのが辛い、しんどいって人間が少なからずいるんです…。
けど「人並み」を放り出したら放り出したでこれまた大変。だって世間は「人並み」を通して人を見るから。どうしたらいいのかな、嫌になっちゃうな。そんな「人並み」とどう付き合ってくかという話。
なのかな。


パオロ・マッツァリーノ『日本列島プチ改造論』
ライトな文体でとても読みやすい。
社会問題も思い切ってこんな風に考えてみたら案外解決できちゃいそうなんだけどね〜というイロイロな提案。
でも個人的にはもっと真面目にふざけて欲しかった一冊。
2008年頃の時事ネタ扱ってるのが古く感じたのかもしれない。
切り口は面白いんですけどね。
そういうわけで、尊敬するパオロさんの著書ですがこちらは手放します…ごめんです。


パオロ・マッツァリーノ『コドモダマシ』
2006年頃の本にもかかわらず、古さ感じず、フツーに面白かった!
父と息子とおじーちゃん(と、ご近所のおじさん)を中心にしたストーリー仕立てで読みやすいし、オチがどれも秀逸。
これ、かなり練って作っただろうな、と改めて感じました。
読みきりの短編を集めたような構成も読みやすく、落語みたいな筋運びも面白くて良かった。
いちいち皮肉が効いてて大好きです。
『コドモダマシその後』書いて欲しいくらい!
これはまだ手元に置いておきます。
(ちなみにパオロさんの『反社会学講座』はマイバイブル入りしてるので私の本棚からいなくなることはないでしょう)


水野敬也『LOVE理論』
LOVE理論LOVE理論
1,540円
Amazon
面白いよ、と進められて。
(主に)モテない男性向けの恋愛ハウツー本。
「出会いがない」→「出会え」
ってな感じのむちゃくちゃな恋愛講座。
ケラケラ笑いながら読ましてもらいました。
でもね、正直言って、結構ホントのこと言ってると思うの。
この本に書いてあること実行したら、世の大半の女子(おなごと読んでくれ)は落とせるね。
特に、うわっつらkindness論アリアリ論は真実を突いていると思う。
諸君!頑張ってくれたまえ!!
女子ってのは案外チョロいぞ!!
(↑しつこいかもだけど、おなご、ね)
って気持ちになると思う、読後。
自信持っていこう👍🏻


変な本ばっかり読んだ気がするのは、多分最後の一冊のせい。
来月はもうちょいマトモな本読みたいわぁ