CFPが教えるマイナスから始めるお金の備え

CFPが教えるマイナスから始めるお金の備え

CFP、投資歴14年
サーティファイド ファイナンシャル プランナー®として働く世代のライフデザインの相談を承っております。
マイナスから資産形成し、現在は資産を守る為に資産家の知恵も取り入れた資産構築を実践中

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みなさん、こんにちは!

 

今年のお盆休み、前半は台風の影響で思うように旅行に行けなかった方も多いかもしれません。

 

思わぬ時間ができた、という方は家計について少し考えてみませんか?

 

日頃、FP(ファイナナシャル・プランナー)として多くの方からお金のご相談をお受けしていると、こんなお声を耳にすることがよくあります。

 

「いやいや、うちは夫婦ともそこそこ収入があるから、細かい家計管理なんて不要ですよ」

「いちいちレシートを取っておいて家計簿をつけるなんて、忙しくて時間の無駄!」

 

特に、世帯年収が高めのご家庭や、毎日忙しく働いている共働きカップルほど、このように考えていらっしゃる傾向が強い印象を受けます。

 

しかし、年間数百件ものライフプラン作成や家計相談をお受けしてきたプロの視点から言わせていただくと……実は、そういう「高収入で家計管理をしていないご家庭」こそ、最も注意が必要なのです!

 

「収入もしっかりあるし、今のところ生活にも困っていないから大丈夫」と思っていたご家庭が、数十年後に「老後破綻(家計破綻)」の危機に直面するケースは、決して珍しくありません。

 

今回は、なぜ高収入世帯ほど家計破綻のリスクを抱えやすいのか、その明確な原因と、忙しい30代・40代でも無理なくできる「お金の整え方」について分かりやすく解説していきます!

「収入が多いから大丈夫」という油断が生む罠

ライフプラン相談の現場で、ご相談者の収入や現在保有している資産の状況を最初にお伺いした際、私たちプロでも一見するとこう思うことがあります。

 

「これだけ毎月の手取り収入があって、貯蓄や投資も少しできているなら、将来も全く問題なさそうだな」

 

ところが、実際にこれからの人生でかかるお金(子どもの教育費、住宅ローンの返済、車の買い替え、老後資金など)を詳細にシミュレーションし、将来の家計簿(ライフプラン表)を描いてみると、意外や意外、60代以降で一気に資産が底をつき、家計破綻を起こしてしまうシミュレーション結果が出ることがあります。

 

「えっ、年収1,000万円以上あるのに破綻するの!?」と驚かれるかもしれません。

 

しかし、原因を探ってみると理由はいたって明確です。 家計が破綻してしまう高収入世帯には、「必ずと言っていいほど共通している決定的な特徴」があるのです。

原因は明確!平均を大きく上回る「使っている自覚のない支出」

高収入世帯が将来破綻してしまう最大の原因、それは……「一般的な家庭の平均を大きく上回る支出をし続けていること」です。

 

お金がたくさん入ってくる分、出ていくお金に対する感度が鈍くなり、無意識のうちに生活水準が高くなってしまっているのです。

 

特に、以下のようなご家庭は注意が必要です。

1. 忙しい共働き世帯・多忙なシングルマザー(ファザー)ご家庭

お仕事で毎日忙しく、時間的なゆとりがないご家庭ほど、日々のストレスや時間短縮のために「お金で時間を買う」機会が増えます。

  • 外食やデリバリー、惣菜の利用が増え、食費が平均世帯の1.5倍〜2倍に膨らんでいる
  • 家事代行、タクシー移動、頻繁なコンビニ利用など「時短のためのコスト」が当たり前になっている

2. 「これくらいなら出せる」という固定費の膨張

収入に余裕があると、一つひとつの契約に対してシビアにならなくなります。

  • 住宅ローンを借りられる限界近くまで組んでしまっている
  • サブスクリプションサービス(動画・ジム・定期購入など)を解約せずに放置している
  • 子どもの習い事や塾の費用を際限なくかけてしまう

もちろん、忙しい毎日を乗り切るための時短コストや自分への投資は悪ではありません。問題なのは、「自分が何にいくら使っているのかを把握できていないこと」にあります。

支出の肥大化は「ボディーブロー」のように将来効いてくる

「でも、今は収入が多いんだから、使った分だけ稼げばいいんじゃない?」と思われるかもしれません。

 

しかし、この「膨らんだ支出習慣」こそが、将来の家計に対してまるでボディーブローのようにじわじわと効いてくるのです。

 

若くて働いている間は、高い収入でその重い支出をカバーできています。しかし、人生には必ず「収入の波」や「退職」が訪れます。

 

特に危険なのが、「年金生活に入った後」です。

 

どれだけ現役時代に稼いでいた人であっても、公的年金の支給額には上限があります(共働きであっても、夫婦合わせた年金収入は月20万円〜30万円程度が一般的です)。

 

現役時代に「毎月50万円使う生活」が身体に染み付いてしまっている人が、退職した途端に「毎月25万円で抑える生活」にシフトできるでしょうか?

 

一度上がってしまった生活水準(生活レベル)を落とすのは、精神的に非常に大きな痛みを伴うため、非常に困難です。

 

その結果、現役時代の感覚のままお金を使い続けてしまい、「毎月10万〜20万円の赤字」が蓄積して老後資金が急速に底をつき、一気に家計破綻へと追い込まれてしまうのです。

 

細かい家計簿は不要!「ライフプランの予算内」で暮らす3つのステップ

「じゃあ、やっぱり今日からレシートを全部集めて、毎日細かく家計簿をつけなきゃいけないの?」

 

そう思った方、安心してください! お仕事や子育てで忙しい30代・40代のみなさんに、細かな1円単位の家計簿つけをおすすめするつもりはありません。

 

大切なのは、レシートを管理することではなく「家計全体の大枠(予算)を把握し、その範囲内で無理なく暮らせているかを確認すること」です。

 

忙しい方でも無理なくできる「お金の整え方」を3つのステップでご紹介します。

ステップ1:現在の「年間の手取り収入」と「年間貯蓄額」を把握する

まずは大雑把で構いません。「去年1年間で、家全体でいくら手取り収入があって、1年間で結果的にいくら資産が増えたか(貯蓄・投資に回せたか)」を計算してみてください。

  • 「年間の手取り収入」−「1年間で増えた資産」=「年間で使った総支出」

これだけで、自分が1年間にいくら使っていたのかという「真の支出額」が浮かび上がってきます。月平均に直したとき、思っていた以上の金額になっていませんか?

ステップ2:ライフプランを作成し、「使っていい予算」を決める

次に、将来のイベント(子どもの教育費、住宅リフォーム、車の買い替え、老後資金など)を見据えた「ライフプラン(長期的な収支シミュレーション)」を作成します。

 

ライフプランを作ると、「我が家は毎月(毎年)いくらまでなら使っても、将来破綻せずに希望の生活を送れるか」という「使っていい上限予算」が明確になります。

ステップ3:「先取り貯蓄&仕組み化」で自動的に予算内に収める

上限予算が分かったら、あとは「自動化」するだけです。 給与が入った瞬間に、将来に必要な貯蓄・投資額を別口座へ自動振替(先取り貯蓄)してしまいましょう。

 

「残ったお金=今月使っていいお金」と決め、その範囲内であれば外食に使おうが、時短家電を買おうが自由!これなら、日々の細かなレシート管理に追われることなく、安心して生活を楽しむことができます。

まとめ:「うちは収入が多いから」というご家庭ほど、今すぐ見直しを!

今回は、「高収入世帯ほど陥りやすい家計管理の落とし穴」と「将来の家計破綻を防ぐポイント」について解説しました。

 

家計管理の本質は、ちまちまと節約してストレスを溜めることではありません。「自分たちが将来もずっと安心して心豊かに暮らすために、適正な予算枠を知ること」です。

 

「うちは収入が多いから大丈夫」「忙しくて家計のことまで手が回らない」と思っているご家庭ほど、一度立ち止まって、自分たちのライフプランと適正な予算設定を確認してみることを強くおすすめします。

 

プロのFPと一緒にライフプランを作成してみると、「我が家の適正な支出額」や「今使っていいお金の枠」が驚くほどスッキリ可視化されますよ!

 

「うちの家計は将来大丈夫かな?」「ライフプランを作ってみたいけれど、どこから手をつければいい?」など、気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

 

みなさまの理想のライフプラン実現に向けて、少しでもお役に立てたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

【この記事を書いた人】 CFP®(認定ファイナンシャル・プランナー) 忙しい共働き世帯や高収入世帯の「隠れ家計赤字」の改善、ライフプラン作成、資産形成のサポートを得意とするマネーの専門家。一人ひとりのライフスタイルに合わせた無理のない家計改善をご提案しています。

 

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