ごめんね。 ありがとう編集する 全体に公開
2010年05月20日06:25
皆 応援ありがとうね。

励ましてくれてありがとう。

ビルコンも届いて

さぁ戦おうとした矢先

政府の決定したのは

20キロ圏内の牛豚全頭 いなくすること…

みんなが 応援してくれて
やっと国が動き出して
今から がんばるぞって

みんな やる気出してたところ

政府は戦わずして 白旗上げた…

うちも ワクチン接種対象の10キロ圏内に入ってます。

殺す報告を 待ってなきゃいけないんです。

うちは 宮崎市でまだ疑似患畜はみつかってないんです。

佐土原町は 東西に細長いので、

ほとんどが10キロ圏内に入ってしまうんです。

みんな応援してくれたのに、

敵が 口蹄疫ウイルスだけじゃなく
国まで敵になって 太刀打ちできなくなった。

ごめんね。

ありがとう
じゃ。お元気で…編集する 全体に公開
2010年05月17日21:18
口蹄疫が 半端なく襲ってきます。

もう目の前まで来ています。

恐怖 諦め 立ち向かう勇気 守る強さ

この得体のしれない怪物と戦うため、

いろんなものを 犠牲にして 
莫大なものを 犠牲にして、


母と交わした言葉。


この病原菌と 戦うため
この病原菌を ここで食い止められるように、

電話で交わした言葉。

しばらく会えないけど、じゃ、お元気で。



親子なのに 肝心な時に一緒に居れない辛さ。

親の背中を見て この仕事をしようと勉強し、
来年にも 親と一緒に規模拡大しようと計画してたのに、

父と母は覚悟を決め、

もし 感染したとしても、ここで食い止めるexclamation ×2
そう言って、しばしの決別の言葉を放つ。


父は 脱サラして35歳のとき 単身で 但馬牛を求めて
温泉町へ行った。

家にあった有り金全部持って。

1頭の雌牛をパートナーに選び、
その足で 上別府種畜場へ

アポもとらずに 社長に交渉し、
自分のパートナーに一番の気高の血統を付けたいexclamation ×2

その熱意を買っていただき 第20平茂のストローを
初めて宮崎に入れる。

それから始まる 私たちの貧乏生活。

今となっては パイオニアだが、
その当時は異端児で、農協からすりゃ厄介者。

そんな父の牛が 評価されたのは、
奇しくも10年前 口蹄疫のころから。

それから 立て続けに基礎メス牛に選ばれ、
多いときには3頭の雌牛が 基礎メス牛に選ばれた。

今でもその3頭の子や孫が半分を占める。

9割が 自家保留で 優良メス牛の評価をもらってる。

やっとここまで来たのに。

そろそろ 私も覚悟決めなきゃ。




泣かずに


涙見せずに




しばらく 会えないけど、

戦いが 終わるまで、


じゃ、お元気で。
安平じいちゃん編集する 全体に公開
2010年05月16日08:27
平成元年 4月12日生まれ

宮崎県の種雄牛

日本の名牛

安平の名は 畜産関係者でなくても知っている
和牛改良の貢献者であり宝


高齢のため精液採取こそしてなかったものの

その存在感は圧倒的で、

毎日毎日 あのなっが~い角を牛舎の柱のこすりつけ研いでいた。

余生をのんびりとのんびりと過ごしていたはずだった。



本日未明

家畜改良事業団にいる種雄牛49頭の殺処分が決定した。

理由は 同農場内にいる肥育検定牛から5頭
口蹄疫疑似患畜が見つかったため。


高いお金を出して買ってきた
上福俊も 宮芳福も

やすひらひめの子 百万石も

福桜の子 暴れん坊 梅福6も


いなくなっちゃう…




宮崎の財産が…





これから先 どうなるんだろう…