

娘:はーい。
母:



注射打ちに・・・・


お父さんが 一人で対応してる。
おまえは家にあがっちょけって。
お父さんも 泣いてるとよ~
なんで、あんないい牛を
今まで 何も病気せんように 健康に育ててきたとよ~

なんで 口蹄疫なんかにせんといかんと~~
おかしいわ~
娘:うん

うちは 政府の対策に同意したわけじゃないわ~
うちは 知事とか、農協さんとか役場職員の頑張りに同意したっちゃわ~

絶対 このやり方許せん!!
絶対 負けん!!
母:うん。負けんよ。
こんなやりかたおかしいから。
お父さんも もう一度基礎メス牛作って 種牛作るって。
和美を支えながら もう一回するって。
娘:うん。絶対日本一とるよ。
絶対 あいつらには 負けん!!

母:絶対 勝とうやね。
和美はちゃんと そこの農場の雌牛を育てて、
被害にあった人たちに早く良い牛を提供できるようにしないね。
その農場が県民の希望になるようにね。
娘:うん。頑張って育てるから。
どこに出しても恥ずかしくないように育てるから。
母:じゃあね。しっかりね。
そういうやりとりをしてた時、
父は 係りの人に
「この牛は 和美にやった牛やから、他の牛は良いけど、この牛だけはこらえっくり。この牛だけは 生かしてくり・・・・・

と号泣しながら懇願した。
容赦なくワクチンは全頭接種され、
うちの農場は口蹄疫発症農場と同じ扱いとなった。
こんなにつらいなか 私はまたしても父、母のそばにいてやることができない。
ワクチン打った以上 最低でもあと1カ月半は父や母に 姉妹に会えない。
家族の団結こそ 心の支えになるのに、私は一緒に居れない。
ただ、電話先で子供のように泣くだけしかできない。
だからね、
私 決めたんだ。
父と母が また 笑顔で牛飼いできるように、
これから ラストスパート!!
口蹄疫撲滅まで 全力疾走!!
やることは すべてやった。
だから、これからは 国と喧嘩してもらわなきゃいけない知事を
応援しようと。
今まで頑張ってくれた県職員 市町職員 農協職員の方々に
最後までエールを送り続けようと思うんだ。
皆 もう一度日本一とるまで、頑張ろう。
そして それまで安心して牛飼いできるためにも
種牛の保護。国に殺されてたまるか!!
知事に何としてでもこれだけは喧嘩してでも頑張ってもらわねば。
皆も エールちょうだい

この日記と書き込み プリントアウトして 知事に送るから

そのまんま東へのCDと一緒に。
合言葉は もう一度日本一だからね

