今日は月曜日だけど、珍しく仕事が休みの日だった。
月曜日は、ばーばデイサービスの日。
ばーばがデイに出かければ、私は自由の身。
たまにしかない、こういう機会。
一人で気ままにどこかに出かければいいのに、私がしたことは、ばーばのポータブルの掃除。
ばーばが家にいる時は、この寒さの中、部屋の窓を開けることもできないし、昼ごはんだ、おやつだと、集中して掃除することができない。
ばーばのいないこんな日中は、またとない掃除の機会。
ポータブルの外せる部分は全部外して洗い、細かいところも徹底的に拭いてみた。
すると、今まで部屋に入ると臭っていた尿臭が消えた。
これはとても嬉しいこと。
ついでに、ばーばの布団を干し、シーツを洗い、ばーばの部屋の畳も雑巾掛け。
掃除スイッチが入ってしまい、ばーばの部屋のサッシの掃除から、窓ガラス、障子の桟の拭き掃除までやった。
掃除をしてキレイになったのは嬉しいけど、自分の昼ごはん食べるのも忘れ、掃除に集中していたら、すっかり疲れてしまった。
布団を取り入れ、洗濯物をたたみ、ばーばの部屋をいつも通りにセッティングした頃には、すでに午後4時。
もうすぐ、ばーばが帰ってくる。
もう、晩ごはんの用意をしなくちゃならない。
なんか、イライラモードに突入。
自分が掃除することを選択したんだけれど、貴重な一日がばーばの部屋の掃除だけで終わってしまった。
そして、いつものようにばーばと二人で晩ごはんを食べる。
ばーばは短期記憶が無いので、とにかくありとあらゆることを、ノートに書く。
晩ごはんを食べている最中も、このおかずは何だ、味はどうだ、固いだの柔らかいだの、熱いだの冷めてるだの、そういうことを細かくノートに書く。
それが、私は嫌で仕方がない。
ごはんくらい、ゆっくり集中して良く味わって食べて欲しい。
今日はすでにイライラモードに突入していたので、
「どうして、いつもいつも、食べてる最中にそんなどうでもいいこと書くのよ。」
と、怒ってノートを取り上げてしまった。
ばーばは全く悪くない。
いつも感謝の言葉を言ってくれるし、私の身体も気遣ってくれる。
足が悪いのに、頑張って歩き、トイレにも自力で行き、便失禁も全く無く、ごはんも残さず食べてくれる。
何にも悪くないばーばに、イライラしているという理由だけで、当たり散らしてしまった。
ばーばの部屋を、どんなにキレイにしようと、ばーばは気付かない。
それは仕方がないこと。
でも、なんかね、私が好きでやってるだけなんだろうけど、ばーばのためにやればやるほど、疲れが溜まり、イライラしてしまう。
そして、すっかり風邪を引いた私です。