弱気な言動 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

ご無沙汰しておりました。

旦那が先週いっぱいお盆休みだったので、ブログもお盆休みしておりました。


ばーば、変わりありません。

と、私は思っているのですが、アメリカから帰国して実家に帰ってきていた次男は、ばーばに会うなり
「ばーば、痩せた?夏だからか?」

確かに、そう言われればそんな気もする。

でも、食欲は衰えていない。

しかし最近、軽くぶつけただけでも、腕もすぐに内出血するし、精神的にもマイナス思考になっている。

昨夜、次男が会社の寮に戻る時
「もうアメリカに行っていかんよ。ばーばはその間に死んでしまうかもしれんで。」

半泣きになって次男に訴えていた。

ばーば自身、自分の身体の衰えを実感しているようだ。

今迄、いつも前向きなばーばだったので、こんなにも弱々しい言動に、私もびっくりしてしまった。

大好きな孫が帰ってしまうのが寂しかったのだとは思うが、ばーばの口から「死」という単語が出たことに驚いた。

もう10年も介護しているのだから、いつかは必ず「死」が訪れるのはわかっているのだけれど、どこかで、『私の母であるばーばは、まだまだ死ぬはずない』と思っている私がいる。

じーじと「死」はいつも隣り合わせだった。

むしろ、生きているのが不思議なくらい、じーじはいつ死んでもおかしくない、と思いながら介護していた。

じーじの痩せ細った身体からは、容易に「死」が連想出来た。

でも、食事も完食する、ふくよかなばーばからは「死」は連想出来ない。

そして、母親には絶対死んで欲しくないという身勝手な希望が存在する。

「お母さん、ばーばのこと、元気って言うけど、本当に元気なの?前より寝てばかりいるよ。」

久しぶりに帰ってきた次男の、鋭い指摘。

ばーばは元気、ばーばは大丈夫。

そう思いたいだけの私の心の内を、看破されてしまった気がする。

日常の忙しさにかまけて、ばーばの身体の具合に注目していなかったのかもしれない。


明日は、かかりつけ医への定期受診日。

しっかり診察してもらってこよう。








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