忘れてた | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

昨日はじーじの月命日だった。

けど、忘れてた。

今まで月命日には朝晩読経をし、お供え物も新しくしていたのに。

昨日は、すっかり忘れていた。

そして、昨夜ばーばを寝かしつけてホッとしていたら、なんだか無性にじーじが恋しく、涙があふれてきた。

なんでなんだろう?

って思いながら「喪失感」なんてワードをググっていた私。

ひとしきり泣いた後お風呂に入っていて
「ずっとじーじをお風呂に入れていたなぁ~」
なんて考えていて、フッと思い出した。

しまった、今日はじーじの月命日だった。

なんだか、笑えてきた。

「喪失感」なんてワードググってても、時間という薬は確実に遺された家族の心を癒している。

日々の生活に追われ、今目の前にいる人の介護で精一杯で、あれほどじーじを亡くした時は辛かったのに。

でも、なんかすぐそばにじーじが居る気がした。

一人感傷に浸っていた私に
「お~い、今日は俺の命日だぞ。忘れてないか?」
って呼びかけていたんだろう。

そう思えたら、ちょっと嬉しくなった。

宗教的には、成仏してないってことなのかもしれないけど、きっと私とばーばのことが心配で、おちおち天国でのんびりしてられないのかもしれない。

時が流れ、亡くした人のいい想い出だけが残り、遺された私たちは、今を精一杯生きる。

それでいいんだと思う。






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