記憶の刷り込み | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

私の仕事の休みが、平日は火曜日休みの為、

ばーばも、月・水・木・金と私の出勤日に合わせてデイに行っている。


私自身でさえ、水・木・金の三日続けて仕事に行くのがしんどいのだから、

きっとばーばも疲れているのだと思う。


ただ、私としても、一人で家においておくのは心配だし、

ばーば本人も一人で家に居るのは嫌と言っているので、

まぁ、仕方ないかな。



今朝はなかなか起きてこなかったばーば。


じーじが亡くなってから、ばーばが「夜眠れない」と言うので、眠剤を服用していたのだが、

今朝見ると、置いておいた眠剤が飲まれていない。


つまり、眠剤を飲まなくてもぐっすり寝ていたということだ。


でも、デイに行く時間も迫って来ていたので、

今朝は、まだ寝ているところを、私が起こした。


だからといって、寝起きが悪いわけでもなく、ちゃんと自分で着替えて、

朝ごはんも食べ、デイに出かけていった。


水・木と利用しているデイは、私の出勤途中にあるので、

私が送り迎えをしている。


仕事終わりに迎えに行くと、

「今朝はお疲れの様子で、朝すぐに畳で横になって寝ていただきました。」

とのこと。


やっぱり、まだ眠り足らなかったんだな。


でも、15分くらい寝て、起きてからはいつも通り活動ができていたみたい。


ただ

「昨日、じーじが死んじゃった。」

と、ずっと言っていたらしい。



とにかくばーばは、短期記憶が無い。


いったん眠ると(昼寝を含む)、記憶がリセットされてしまう。


だから、何度でも確認できるように、4月のカレンダーには

じーじの亡くなった日・お通夜・告別式の日程が書いたままにしてある。



ばーばの様子から推測すると、眠りから覚めるとじーじがいない。


あれ、おかしいなぁと思って、カレンダーや手帳を見て確認する。


そこには、じーじが亡くなったと書いてある。


ここで初めて、「じーじがいない」=「じーじが亡くなった」と理解する。


これを、毎日毎日繰り返しているんだと思う。



じーじがいないのは現実だし、亡くなったってことは、

ばーばの頭の中に記憶として刷り込まれているようだが、

「いつ」というのは記憶できていないようだ。


ばーばの短期記憶障害、継続して起きている場合は何ら問題ない。


なので、ご飯を食べたばかりなのに「ご飯を食べてない」と言ったりはしない。


ただ、眠ると、新しく記憶したことが消えてしまう。



一人暮らしだと、生活に支障が出るのかもしれないが、

ばーばは、人の話は理解できるし、まともな会話もできる。


トイレも自分で行けるし、ご飯も自分で食べられる。


短期記憶が無かろうが、それだけできれば充分だと思う。








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