私の仕事の休みが、平日は火曜日休みの為、
ばーばも、月・水・木・金と私の出勤日に合わせてデイに行っている。
私自身でさえ、水・木・金の三日続けて仕事に行くのがしんどいのだから、
きっとばーばも疲れているのだと思う。
ただ、私としても、一人で家においておくのは心配だし、
ばーば本人も一人で家に居るのは嫌と言っているので、
まぁ、仕方ないかな。
今朝はなかなか起きてこなかったばーば。
じーじが亡くなってから、ばーばが「夜眠れない」と言うので、眠剤を服用していたのだが、
今朝見ると、置いておいた眠剤が飲まれていない。
つまり、眠剤を飲まなくてもぐっすり寝ていたということだ。
でも、デイに行く時間も迫って来ていたので、
今朝は、まだ寝ているところを、私が起こした。
だからといって、寝起きが悪いわけでもなく、ちゃんと自分で着替えて、
朝ごはんも食べ、デイに出かけていった。
水・木と利用しているデイは、私の出勤途中にあるので、
私が送り迎えをしている。
仕事終わりに迎えに行くと、
「今朝はお疲れの様子で、朝すぐに畳で横になって寝ていただきました。」
とのこと。
やっぱり、まだ眠り足らなかったんだな。
でも、15分くらい寝て、起きてからはいつも通り活動ができていたみたい。
ただ
「昨日、じーじが死んじゃった。」
と、ずっと言っていたらしい。
とにかくばーばは、短期記憶が無い。
いったん眠ると(昼寝を含む)、記憶がリセットされてしまう。
だから、何度でも確認できるように、4月のカレンダーには
じーじの亡くなった日・お通夜・告別式の日程が書いたままにしてある。
ばーばの様子から推測すると、眠りから覚めるとじーじがいない。
あれ、おかしいなぁと思って、カレンダーや手帳を見て確認する。
そこには、じーじが亡くなったと書いてある。
ここで初めて、「じーじがいない」=「じーじが亡くなった」と理解する。
これを、毎日毎日繰り返しているんだと思う。
じーじがいないのは現実だし、亡くなったってことは、
ばーばの頭の中に記憶として刷り込まれているようだが、
「いつ」というのは記憶できていないようだ。
ばーばの短期記憶障害、継続して起きている場合は何ら問題ない。
なので、ご飯を食べたばかりなのに「ご飯を食べてない」と言ったりはしない。
ただ、眠ると、新しく記憶したことが消えてしまう。
一人暮らしだと、生活に支障が出るのかもしれないが、
ばーばは、人の話は理解できるし、まともな会話もできる。
トイレも自分で行けるし、ご飯も自分で食べられる。
短期記憶が無かろうが、それだけできれば充分だと思う。
