追記あり
今日の朝日新聞 に
「認知症薬アリセプト レビー小体型 治療に効果」
という見出しの記事が載っていた。
アリセプトを一日10ミリグラムと少量の抗パーキンソン病薬で、
症状が改善された、レビー小体型認知症患者のことが書かれていた。
アリセプトは、アルツハイマー型認知症よりレビー小体型認知症に効くはずだと、
専門家の間では言われていた、と書いてある。
そして、最後に
「レビー小体型では、抗精神薬を中心に少量の薬剤で効果が出過ぎる患者も多い。」
だから
「専門医に薬の調整をしてもらうことが大事だ。」
と記事は結ばれている。
この記事、最後の部分を読み飛ばして、
「レビーにアリセプト有効、一日10ミリで効く」
なんて短絡的に思った人がいたら、えらいことになると思う。
認知症患者は世の中にものすごくたくさんいて、それぞれに症状が違っていて、
同じ人でも病気の進む段階によって違いが生じるのが当たり前なのに、
十把一絡げのように同じような薬の処方がされる。
家族が患者の様子をよく見て、少しでも薬の副作用が生じれば、
すぐに薬の量を減らしてみることができればいいのだろうが、
みんながみんなそういうわけにはいかない。
現に、うちのばーばが発疹が出た糖尿病の新薬でも、その後、
相次ぐ発疹等の副作用が報告されていたらしい。
そうすると、後発品であるジェネリックの方が安心なのかな?
特養の重度認知症フロアの見学をした時、実はすごく怖かった。
床に毛布で丸まってる人や、ずっとこちらをにらんでる人、
わけのわからない単語を大声でしゃべっている人。
絶対に一般家庭では、この人たちは看れないと思った。
それに比べて、じーじは穏やかでニコニコしてて、私が怒り狂ってベシッと叩いても、
されるがままで申し訳なさそうにしている。
よっぽど、私の方が精神が病んでいるんじゃないかと思う。
認知症の症状も人それぞれ、認知症薬もいろいろある。
接し方も介護の仕方も違って当然。
何が正解なのかは、わからない。
でもね、介護するってやっぱり大変なことだよ。
追記