ショートではお殿様 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

この土日、じじばばは恒例の一か月に一回のショートだった。


月に一回、それも一泊二日だが、コンスタントに毎月行ってくれているので、

施設のスタッフさんとも慣れてきた。


やっぱりね、ショートの解放感を一度味わったら、やみつきになりますね。


今回は、特別に出かける予定があったわけではないけど、

晩ごはんの時間を気にしなくてもいいし、トイレ掃除ばかりする必要もない。


夜中も、常に階下の物音に聞き耳を立てる必要もないので、ぐっすり眠れた。



一泊二日のお勤めを終えて帰ってきた、じじばば。


特段疲れている様子もなく、普段通り。


いつものように晩ごはんを食べ、入れ歯を外し、トイレに連れて行き、

パジャマに着替えさせる。


すると、「ふん」っていう感じで足を出すじーじ。


いつもはなるべく自分でやらせようと思っているので、指示はするけど、

自分でパジャマのズボンは履いてもらっていた。


ところが、この日は足をだし、「履かせてよ」のポーズ。


パジャマの上も、「袖を通して」と催促。


プチプチっとはめるボタンなので、自分でできるはずが、

「ボタンもはめてくれ」とばかりに、自分ではやろうとしない。


はは~ん、さてはショートではお殿様のごとく、至れり尽くせりの生活だったんだな。


よく見ると、申し訳ないほどにしか残っていない髪の毛も、きれいに櫛でとかされていた。



ショートでは、座っていればなんでもやってくれる。


トイレに行こうとすれば、付き人の如く、スタッフさんがさっと現れ、介助してくれる。


好きなおかずだけ食べて、嫌いな物は残しても怒られない。



ところが、家ではそうはいかない。


娘の作ったおかずを残そうものなら、怒られる。


娘が仕事でいない間は、リハパンが汚れていても替えてもらえない。


髪の毛なんか、グシャグシャのまま。


夜中に起きだせば、またガミガミ怒られる。



う~ん、じーじにとっては施設の方がいいんじゃないか?


施設でも、毎日毎日になると、こんなに至れり尽くせりはしてもらえないのかもしれないが。



きれいに整えられたじじばばの髪を見て、考えてしまった。



あっ、でもね、今回のスタッフさんが当たりだった、ってこと。


同じショートの施設でも、こんなにきれいに丁寧に接してもらえる日ばかりではない。


テキトーな時もある。



丁寧に接してもらえると、じじばばの機嫌も良く、

その様子を見る私も、とっても気持ちがいい。






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