いざという時役に立つもの | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

ご近所のおじいさんの家の解体もほぼ終わり、更地になった。

なんか寂しいね。

このおじいさんが熱中症で救急車が来た時、救急隊員の人に
「こちらの身内の方の連絡先を知りませんか?」
と聞かれた。

「奥様は随分前に亡くなられ、お子さんはいらっしゃいません。時々ご兄弟がお見えになっていましたが。」
と、何の役にも立たない答えをした記憶がある。

担架に乗せられたおじいさんは、もうすでに死んじゃってるんじゃないか?と思うくらいぐったりしていた。

その後、病院から施設に移ったと聞いた。
まだ70代前半、てっきり元気にしていると思っていたのに。

子どもがいなくて、奥さんに先立たれると、男の人が一人で暮らしていくのは大変だ。

自分でできるうちはいい。

でも、買い物に行けなくなっても、病院に行けなくなっても、自分から行政を頼りにする事がなかなかできない。

救急車を呼んだのは、町の民生委員の人だった。

隣の人から、「何度回覧板を回しに訪れても応答がない。」と連絡を受け、訪問したらしい。

どうやって家の中に入ったのかはわからないが、何日も食べていない状態で倒れていたそうだ。

でも、昔からの住宅地で、ご近所も顔見知りで、家庭環境も把握している間柄だからよかった。
そうでなければ、おそらく亡くなられてから発見されていただろう。

鬱陶しい事も多い近所付き合いだが、核家族や老人世帯には、いざという時一番頼りになるのがご近所だ。

大切にしなければならない。
こういうつながり。

という事で、本日もまた、お隣の奥さんと世間話に花を咲かせてしまった。

くだらない無駄話と思わず、貴重な情報収集だと考えればいい。

いざという時必ず役に立つ。
(ちょっと言い訳がましいけど)




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