嚥下障害 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

じーじの嚥下障害がひどくなっている。


とにかくむせる。鼻水を出す。

水も、ごっくんができない。


もう、家族と同じものを、少し柔らかくしたり、刻んだりした程度の食事は無理かもしれない。


朝はパン食だったのだが、パンは口の中に張り付くみたいで食べにくそう。


最初は、慣れない入れ歯が合わないせい、と思っていたが、

刻んだ食事でも飲み込みにくいのは、飲み込む力が弱っているせいだと思う。


いわゆる介護食を、ネットで注文する時が来たのかもしれない。


今日の晩ご飯、メニューは雑炊・ぶりの照り焼き・ほうれんそうのお浸し・黒豆。


娘としては、きちんと栄養が摂れるよう、魚・肉・大豆・緑黄色野菜等を

毎日、軟らかく煮たり・片栗粉でとろみをつけたり工夫して調理しているつもりだ。


でも、おかずには一切手を付けずに、白飯だけ(今日は雑炊だけ)食べるじーじに

腹が立って仕方がない。


しかも今日は、飲み込みにくいからだと思うが、食後の薬を隠しやがった。


つい、手をパシンと叩いてしまった。


まるで幼い子供を叱るお母さんみたい。


どちらかというと、完璧を求める性格の私は、相手にも完璧を求めてしまう。


子育てもしかり。


特に長男には、完璧に私の理想を押し付けてしまった感がある。

多少脱線しかかったこともあったが、彼はいまだにそのレールの上を走っている。

申し訳ない。


私がこれだけ頑張っているんだから、これだけ努力しているのだから

と、じーじにも成果を求めてしまう。


土台、認知症の衰える一方の老人に、成果を求めるほうがおかしい。


でも、じーじの衰えを・老いを認めたくない。

じーじの認知症を受け入れたくない。


若年性の認知症と違い、85歳以上の超高齢者の認知症は

老いからくるものなので仕方がないことだ。


すんなり受け入れられるはず。


でも、それができない。


会話もまともに成り立たず、口をポカンと開けてボーっとしている姿を見ると、

無性に腹が立ってくる。


だけど、現実から目を背けちゃいけないね。


完全な介護食に移行することで、また一つ介護の階段を上がったことを

実感せざる負えないだろう。


はあぁ o(_ _*)o


ため息ついでにぽちっと。

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