最近、ドラマ「おっさんずラブ」にはまって

自分てもしかして腐女子かもという疑念が浮上。

そういえば、高校生の頃とかそういうマンガ読んだし妄想したな。

でも、押し殺してしまったような気がする。

しかし、いったいこの欲望に似たものは何だろう。

そういう友達いないし、ひとりでモヤっていたら

本屋でたくさん腐女子当事者によるマンガを発見。

わくわくして4冊も買っちゃった。

そして私は新しい世界を垣間見る。

 

一冊目は「オタシェア!」

ヲタクの女子ふたりのルームシェア生活のお話。

でてくる人物はヲタクばかりで、描かれるのもヲタクとしての家や野外での活動。

それ以外の仕事や家族については描かれておらず、そういったヲタク以外の事は眼中にないといった作者のスタンスがわかる。

このヲタクエネルギーは圧倒される。

徹夜で原稿を書いたり、遠路はるばるイベントに行ったり。

好きな作品について延々と延々と語ったり。

めっちゃ楽しそう。

でも現実世界に生きていないかというと全然そうでない。

そもそも、世捨て人ならルームシェアなんかできないんじゃないか。

このお話の最後のほうに二人の同居生活についてケンカする場面があり、

お互いの思いをさらけ出しあい、その中で落としどころを見つけていくシーンがちょっとぐっとなった。

めっちゃリア充じゃん。

 

それにしてもこれを読んでたくさんのヲタクの種類と楽しみ方を知ってびっくりした。

こんなに際どい嗜好があるんだ。奥が深い。

 

 

「腐女子のつづ井さん」には外側の世界も描かれます。

ヲタクであることを知らない友達の前で軽く嘘をついたり、

うっかりしてしまったヲタク発言を否定され激高したり、

家族に心配されたり、葛藤が描かれますが

素敵なのは圧倒的に主人公が幸せそうだということ。

人に嘘ついても自分に嘘つかない。

つづ井さんの妄想力と感性はすごい。

瞑想とかの世界に近い気がする。

そしてこちらの作品でもヲタク同士の友情が輝きます。

自分と他人の世界を尊重し、依存も支配もない。

こんな友達ほしいなあと羨ましく思いました。

 

 

今日は以上、2冊の感想です。

 

共通して思うことはすごい幸せそう。

 

それから好きなことに対する圧倒的な熱量。

どうしてそこまでできるかと思うけど、

たぶん彼女たちの感性の強さと

それを一切、否定せずその中に没頭できる素直さ。

そこには儲けてやろうとかわかってほしいなんて承認欲求が入り込む余地がないしそんな必要もない。

自分の愛する世界を中心として置いていてぶれない。

 

幸せってこういうことなのかな。

 

 


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