Netflixにて「DEVILMAN crybaby」見ました。
言わずと知れた永井豪先生のマンガ「デビルマン」のアニメ化です。
感想としては、10話一気に見たくらい失踪感があって重厚でした。
映像も音楽もセンス良くてかっこよかった。電気グルーブだし。
ストーリーは原作にほぼほぼ忠実で8、9話はマンガと同じところで泣きました。
ただ、最後の最後だけ、原作とセリフを変えてるところが
どうしても気に入らなくて、見終わってもやもやしました。
メロドラマになってしまった気がしたんです。
人間の優しい心とかにフォーカスしたのでそうなったのは
監督の作風だと思います。
私は原作が大好きなんです。
中学生の時に見て衝撃を受けました。
デビルマンの大好きなところは主人公が
怒りに怒りまくるところです。
怒りながら悲しむところです。
そして怒涛の如く絶望していくところです。
その生き生きとした躍動感に共感したのだと思います。
残酷極まりないのです。
だからこそのラストシーンの美しさです。
怒りきって悲しみきって
絶望の果てにある風景だからこそ
40年以上たったいまでも色あせずにいるのだと思います。
アニメを見たことでデビルマンがまた好きになりました。
私の中にも悪魔はいるし、私もデビルマンかなあと思う。
残酷さや姑息さや素直さ、抑えると暴れ出します。
でもかわいいんです。愛しいです。
原作読んでない人ならアニメからのが良いかも。
時代に合っていますね。
完成度が高いです。
トラウマ注意ですけど。