VOGUE KOREA-② 】からの続き。




V:2PMのみなさん。遺伝子が衰退する前に仮想活性化でもしましょう。女性を誘惑できる時間を10分与えると言ったら何をしますか?


택연:お、その質問新しい!初めて受ける質問だ。(考える時間が必要だという顔で)찬성から答えてみなよ。


찬성:10分。ふむ、大変だな。僕は強い酒を飲みながら会話すると思います。酒が強くはないけれど。酔ったことはありません。記憶がなくなるくらいならば、寝ちゃいます。それまではしっかり話ができます。


V:単なる酒ではなく、強い酒を選んだ理由は?


찬성:ビールを飲みながら告白したら軽いように思えるじゃないですか。


우영:「好きです、はは!付き合おう。いややめよう、はは」こんな風だって?


V:10分間で見せる우영の必殺技、気になりますね。


택연:さぁ、ピアノでも弾きますか。


우영:考え方によっては10分は長いですね。


V:では、3分でゲーム終了?


우영:その人と本当に真面目に会いたいならばすぐに言うと思います。好きなんだと思うって。近くにいられないかなって。それで断られたら・・・「分かりました。さようなら」


V:遠まわしに魅力を見せるよりも直球を投げるんですね。닉쿤はどうですか?


닉쿤:うん、散歩しながら・・・うん、電話番号も聞いて・・・うん、写真も一緒に撮ります。最後に僕を忘れられないように頬にキスして見送ります。


찬성:キスしたら女性が叩かれるね・・・


닉쿤:一緒に散歩するって応えたのならば僕に少しは気持ちがあるってことじゃないかな?


택연:分からないよ。その人が本当に散歩がしたかったのかもしれないのに突然キスするの?


닉쿤:だから唇じゃなくて頬にキスするんだよ。ふふ。


준케이:その人が本当に好きならば、5分間で小さなイベントを準備します。そしてあなたのために準備したものがあるって言いながら、5分間歌を歌います。歌が終わる頃に僕の気持ちを受け取ってくれたらって言います。こうして言葉でだけ説明するとくどく聞こえそうだけど。適切に。


택연:うむ、それはその意味を分かる女性であってこそ通じるんだろうけど。アメリカでは若い子たちの間でこんな言葉があります。キスが上手いと思わせる行動のひとつがチェリーを・・・


닉쿤:あ!チェリーのへた、それ!


택연:うん。チェリーを食べてへたを結ぶやつ。それともうひとつが、‘スターバスター’っていうキャラメルを(包んでいる)紙ごと食べて口の中で紙を取るっていうものです。そういう内容のCMがあったんですよ。


V:では女性は男性を気に入ったら剥がしたキャラメルの紙をつまみ出してあげないといけないの?


찬성:女性はチェリーのへたも解かないといけないんですか?


택연:ふふ。いやいや。ただキスが上手い人っていうのを比喩的に表しただけだよ。


V:録音スケジュールのためにインタビュー途中で先に出発した준호はどうするのか気になりますね。


준케이:준호も‘男の中の男’という感じがありますよ。


택연:いつもはそうでも女性の前ではどう変わるのか僕らも分からないだろ。


V:ぜひとも話してくれた方法で女性が傾いてくれることを願います。さぁ、これまでの2年の間について話をしていたらここまできました。


우영:僕らは主に3、4ヶ月に一度ずつアルバム活動をしました。創造性を培いながら僕を磨くことよりもアルバム活動を成功させないといけないという圧迫感がありました。そこに진영ヒョンがすごくかっこいい曲をくれるから、僕自身を信じる前に진영ヒョンを信じました。僕はただダンスが好きだというひとつのことだけに盲目的にしがみついて僕がやりたい音楽を一生懸命聞いていたと思います。

ある瞬間、僕らが個人としてどれだけ自分を開発したのかという思いが浮かびました。今は歌詞ひとつを書いても本を書くような気持ちでストーリーを考えるようになり、そうやって少しずつ変化しています。


V:昨年‘Sexy Lady’でソロ活動をしながら野心を抱いたと思いますが、どれくらい満足しましたか?


우영:100%満足しましたよ。そのときの僕の目標は1位ではありませんでした。1位にはなれないと判断したんです。僕は音楽についてよく知っているのではなくひたすらダンスが好きだから、ステージ上でソロの僕をそのまま見せることだけをしようと決心したんです。もっと野心を持って無理に自作曲を引っさげて出ることも出来たでしょうが、진영ヒョンほど上手く書く自信もなかったですし。


V:現実的なんですね。


우영:少しずつそう変わっていってます。本当は僕は夢をすごく大きく高く抱く子供だったんですよ。今は現実を見ながら考えます。


V:末っ子찬성にとってこれまでの2年はどんな姿でしたか?


찬성:すごく一瞬で過ぎました。海外歌手がときどき韓国に立ち寄るようだと言ったファンは寂しいでしょうけれど。日本である程度活動してからインタビューをするたびに「時間がこれだけ過ぎましたが振り返ってみるとどんな思いがありますか?」と多くの方が質問されるんですよ。そんな質問を受けるたびに「僕がいったい何をしたか?」と思うんです。必死で走ってみたら僕も本能的に慣れた安心できる韓国のステージを求める気持ちがありました。溜まったものを解消し整理する時間が必要だと思います。


V:メンバー全員が歌謡界を離れていて不安だったりそんな感情が大きくはないようで安心しました。けれど日本を中心にアジアを回ってK-POPの熱気を実感したでしょう?


택연:うむ。実はその熱さの時期も徐々に終わってきているようです。少なくともアジアでは。


V:もう?あと2年はいくんじゃないかと思っていましたが。


택연:韓国歌手がすごく多いですから。ブームというものは需要が多くてコンテンツが少ないときにさらに求められるものなんです。2006年に비ヒョンがアジアツアーをすると聞いたときには「うわぁ、アジアツアーだなんて!」と思ったけれど・・・これからは良いコンテンツを提供できる精鋭軍を作らないといけないと思います。


V:それでは少し距離を置いた状態で歌謡市場を見守りながらどこに向かっているのか感じたでしょう?方向を決めないといけないと思いますが。


택연:実際よく分からないです。そんな時間がなかったから。同じ時期にデビューした友達がカムバックおめでとうとメッセージをくれるのですが、こんな言葉を付け足していました。「で、放送局に言ったら知ってる歌手がほとんどいないだろう」って。今回は幸運にも(이)효리ヌナがカムバックしたし、신화ヒョンもカムバックしますしね。


닉쿤:1位になるにはすごく大変でしょうけれど、それでも楽しいと思います。それが大切です。


택연:少し前に僕らだけで酒を飲みに行ったら신화の혜성ヒョンと会ったんです。「お前たちって本当に俺たちみたいだ!一緒に活動できることになってすごく期待してるよ」と行ってくださり、支払いもしてくださったんです。


찬성:すごく申し訳なかったのは、すごく久しぶりの酒の席だったのでわざとたくさん注文したんです。


닉쿤:その店にあるほとんどのメニューを注文したのに・・・


V:‘이 노래를 듣고 돌아와’と하・니・뿐’で7週間活動するんですね?久しぶりに戻ってきた2PM、どれくらいの成果がでると期待していますか?


준케이:(一同何秒間か沈黙したあと)順位も大切でしょうけれど、正直この何年で音源順位と関連して少し変化があったように思います。説明するにはあいまいですが。


우영:最近は誰でも音楽を作る仕事に近づくのが簡単です。だからこれからは音楽を作ることがすべてではなく、人々にインスピレーションやメッセージを与えられる音楽とパフォーマンスが重要なようです。以前のようにただ脱いでアクロバティックに「僕ら一生懸命やりました」ではなく、歌と歌に合ったパフォーマンスで印象を与えたいです。


V:成熟した考えですね。では7週間活動しでまたどこかに消えてしまうのですか?


택연:その次に公演があると思います。僕らは15年後までスケジュールが入っているそうです。ふふ。





【訳無断転載・転用禁止】

VOGUE KOREA-① 】からの続き。




V:택연は‘이노래를 듣고 돌아와’ともうひとつのタイトル曲である‘하・니・뿐’すべてに박진영氏と共同作詞家として参加しました。これからは著作権の座布団にも座りそうですね(笑)


택연:진영ヒョンが書いてくれたラップが僕には少し合わないように感じたので直接書いてみますと言ったら喜んで書いてみろと仰ったんです。一生懸命書きましたよ、そして8回書き直しをくらいました。やり直して持っていくたびに「これは違うと思う」


V:もう一度と言う時にはディレクションしてくれたんですか?


택연:いいえ。だから「진영ヒョンならここでどう書くか」をすごく考えましたよ。大変でした。


찬성:僕もラップを何度か書いてみたのですが、진영ヒョンに全部押し戻されて・・・今は諦めました。


V:2PMは今回の曲を準備しながら一番得意なことをしましたか、一番好きなことをしましたか?タイトル曲2曲がとても違う雰囲気なのをみるとそれぞれ当てはまるようにも思いますが。


우영:得意なことと好きなことの2つがダブルタイトルにしっくりと当てはまったと思います。コンセプトと感じ方が違うだけです。


V:‘하・니・뿐’というタイトルを聞いてどんな略語なのか簡単には思い浮かばなかったのですが、‘하루 종일 니 생각뿐이야(1日中君のことだけ)’だそうですね。このタイトルももしかして박진영氏のアイデアですか?


택연:はい。ヒョンは以前タイトル曲のタイトルは絶対に英語で書かなくてはと言っていました。そうしてこそ海外活動するときにもタイトルの意味だけでも伝わらないかって。今回はどうしたのか韓国語のタイトルを書きたがったんです。デビュー曲‘10점 만점에 10점’以降初めてです。


V:なんと2年ぶりのカムバックです。最近番組に出ている歌手には珍しいことですよね。もしかすると不安も大きくないのか、どんな感情の変化があったのか気になります。


택연:前回の活動曲‘Hands Up’が僕らの曲の中でアルバムや音源が一番売れた曲です。だからとても気分がいい状態でした。それから海外公演を40何回かやってきました。日本では正規アルバム2個、シングル5曲を出して。僕らが韓国で忘れられたらとかどうとかよりも早く帰りたいという思いのほうが大きかったです。今は「わぁ!ついに帰ってきた!」という状態です。


준케이:僕には2年間でとても多くの出来事がありました。とても辛く、逃げたいとまで考えたこともありました。まず昨年初めに父が突然他界しました。解決しなくてはいけないことがとてもたくさんありました。それらをひとつひとつ解決するたびに僕が本当に家長になったんだと実感しました。


V:表情を見ると本当に大変な時期を過ごしたようですね。ひとつひとつ解決していったと聞いて安心しました。


준케이:はい。そうしていくうちに気持ちも少しずつ明るくなりました。対処能力ができたようです。僕の弟も引っ張っていかなきゃいけませんから。


V:닉쿤はどうですか?


닉쿤:ご存知の通り去年の夏に良くない出来事がありました。僕のせいで怪我をした人、会社の人たちもメンバー、そしてファンたちに申し訳ないという気持ちだけでした。一方で僕には必要な時間でもありました。それまで5年間休むことなく走っていました。スケジュールのない日には僕がまず個人のスケジュールをあれこれ取ってくれということもありました。事故を起こしてからは止まるほかにありませんでした。だからむしろ僕自身を見つけたようでした。ボランティア活動しながら人々にもたくさん会いました。


V:とても大変な出来事があったときに、自分がどんな人間なのか知ることが出来ますよね。


닉쿤:自分だけではなく、周囲の人たちもどうなのか知ることができます。誰が僕をお金と関連したことだけで求めているのか、誰が僕を心から思っているのか。


V:そうだとしたらそれ以降닉쿤はどんな点が変わりましたか?


닉쿤:むしろさらに余裕ができるようになりました。もともと僕は心配の多い子供でした。‘paranoid’と言う人もいたし。찬성、前にどんな話してくれたっけ?印象的な話だったけど。


찬성:あ、前に会食しながら一緒にお酒を飲んだんですが、쿤ヒョンが皮膚のせいで悩んでいるようだったんですよ。それで、その問題だけではなく自分がいつも見ているとヒョンは我慢していることが多い。我慢していることがばれないようにしているのが見えるんです。だからヒョンにもっと感情表現して生きろって言いました。ストレスを表現できない状況ならば趣味を探してでも解消するようにしなって。


닉쿤:最近はバトミントンをしています。


V:バトミントンではなく、恋愛が必要ではないですか?


(닉쿤を含む誰か判断できない何人かが口をそろえて):恋愛したらまたその悩みができるじゃないですか!


V:先々の心配を避けては青春が勿体無いでしょう!


찬성:うはは。僕らは活動を休んだことはありません。1、2ヶ月でも空けば恋愛する努力もするでしょうけど、それは時間がないから大変なことでしょう。そんな考え自体出来なくなります。


닉쿤:韓国で見えないときも海外で何かしていたということです。


V:それは深刻ですね・・。ちょっと方法を講じてみましょう。준케이はtvN<ロマンティック&アイドル>という番組で女性アイドルメンバーたちと本当のデートをしたし、택연はMBCeveryone<私たち結婚しました 世界版>で台湾アイドルと結婚生活を終えたでしょう?他のメンバーもこんなふうに擬似恋愛できればいいのに。<VOGUE>では今年初めにこの番組と関連して‘アイドル式恋愛の仕方’という記事も掲載したんですよ。


닉쿤:僕は以前<私たち結婚しました>に1年半出演しました!


찬성:僕も<私たち結婚しました>出演したいです。


V:<ロマンティック&アイドル>は本当に新鮮でした。あれは台本もなかったでしょう?男女アイドルがチェジュ島で旅行しながらお互いの気持ちを知ろうとデートする姿を見てみんなが本気で思っていたといいますが?


준케이:(女性アイドルとの楽しかったその時を思い出しているような表情で)そうですね・・・。


V:준케이はその番組を見るとキャラクターが出ていましたよ。とても思いやりのある男性に見えました。


(一同口を揃えて):わぁ、冗談じゃない。僕たちにそんなことあった?


택연:いやいや、車で隣に座ってる女性に少し休めってシートを後ろに下げてあげたって?うわぁ!


준케이:そういうんじゃなくて、あそこに集まった男女アイドルの中で僕が一番年上だから雰囲気をリードする必要があったんです。


택연:何を、誰をリードしたんですかね?主に女性をリードするでしょうね?


찬성:うん、<私たち結婚しました>よりも<ロマンティック&アイドル>のほうがよさそうですね。




③へ続く。


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VOGUE(以下V):2PMはアイドルですか?


택연:そこから脱皮して男性グループに変わっていくところでしょう。僕らそうじゃないですか?特別アイドルらしいコンセプトで活動しなかったから。


찬성:外見的な要因もあるし、最初から僕らに対して隠していたことはないでしょう。


준호:‘きらっきら’した歌も歌わなかったし、


V:だからなのか2PMは一見すると年齢よりも成熟して見えるでしょう。実際の平均年齢は他のアイドルグループと同じだというのに。


준호:そうですね。実際僕らはSHINEEと1、2歳しか差がないんです。


택연:僕が온유よりわずかに1歳年が上だよ。


V:ならば今もチムスンドルなのかな?


우영:これからはちょっと人間として・・・


택연:ふふ。チムスンという表現がステージ上で強烈にパフォーマンスするというポイントのせいで出てきた言葉でしょう。実はその言葉は(박)진영ヒョンが最初に言ってくれました。‘Again&Again’という曲をしていた頃の写真を見ると、僕が呻るような表情で口と鼻をしかめているんですよ。それを見て진영ヒョンが「テギョンがすごい獣のようだ。他の写真に替えよう」と言ったそうです。けれどアルバムデザイナーの方がその獣のような姿のほうが似合っているとそのままでいったんです。


V:今回のカムバックを前に4月末、東京ドームで単独コンサートを成功裏に終わらせたこと、おめでとうございます。もしかして歌手生活をしている間に具体的に東京ドームに立つことが目標のひとつとしていたメンバーはいますか?


(一同):全員です。


V:具体的な目標のひとつを叶えてみて気分はどうでしたか?


준호:その次の目標が生まれましたよ。スタジアムに立つことです。


택연:東京ドームは野球場で、日産スタジアムはサッカー場です。8万から9万人が入ることができます。


준호:それで、東京ドームコンサート以降スタジアムに立つのが目標としたまさにその日、東方神起先輩が日産スタジアム公演を決定したというニュースが出たんです。あ、それならばこの夢が単なる夢ではないのかもな、僕らも一生懸命やればできるかもしれないと思いました。


준케이:そうやって目標を高くしていくのもいいけれど、東京ドームに立てるだけの力を維持するのも大切だと考えます。人気を現状維持することも簡単ではないことなんです。


V:現状維持とは。今歌謡界で2PMの位置はどのあたりだと、自ら判断しますか?


찬성:うん・・・僕らの位置は高い低いが問題ではなく、前後の問題だと思います。まだ前に進まなくてはいけないことがあるでしょう。


택연:かつては多くの人たちが僕らのことは皆が知っていると錯覚していたことがあります。けれど前回活動したときに、控え室の近くに송해先輩がいらっしゃると聞いて挨拶をしに伺ったときにこんな会話をしました。「先輩、こんにちは!옥택연といいます」「名前、何だって?」「はい、옥택연です!」「お、ソロなのか?」「いえ、2PMというグループのメンバーです!」「あぁ・・・新人なのかな?頑張りなさい」


V:はは。今ダブルタイトル曲の1つ"이 노래를 듣고 돌아와”は公開された状態ですよね。予想していたものとは違い、‘男性’よりも‘青年’たちの姿でした。‘돌아와’とやるときに手を‘ぐーぱー’するような動作ですが、その振り付けのアイデアを始めて知ったときはどうでしたか?


택연:海外の振付師に依頼して出来た振り付けですが、彼らが振り付け部分を見せるために動画を撮って送ってくれました。それで彼らが韓国語の歌詞を正確には分からないから歌の間中ずっと笑って踊っているんです。恋人を切なく呼ぶのに深刻ではなく笑っているその感じがむしろ良かったです。


준케이:‘널 보낸 걸 후회하고 있다(君を手放したことを後悔している)’という歌詞の部分ではまるで拍手をする振り付けです。後悔しているのに拍手してるんですからね?それがどれだけ妙で快感だったか。




VOGUE KOREA-② 】へ続く。


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