1998年11月21日は、土曜日。

発売された、「Ja,Zoo 」

リマスター・REPSYCLE盤には今回触れずに、
オリジナル盤の。ルンルンJa,Zoo についてを。

全10曲。
1.SPREAD BEAVER 
2.ROCKET DIVE
3.LEATHER FACE
4.PINK SPIDER 
5.DOUBT ' 97(MIXED LEMONed JELLY MIX )
6.FISH SCRATCH FEVER 
7.ever free 
8.BREEDING 
9.HURRY GO ROUND 
10.PINK CROUD ASSEMBLY 

“ディープ・パープルの「マシン・ヘッド」に匹敵する強力なアルバムを作る”
それが、hideにぃのコンセプトだった Ja,Zoo 。
“洋楽コンプレックス”と言われていた当時。
このアルバムで、洋楽と邦楽の壁を破るーー
インタビューには、そう答えていたという。

アメリカやイギリスのバンドに、
本当に、深く。全ての影響を受けていたhideにぃ。
だからこそ、ソロで活動を始めた時から…
世界を見据えて、ずっとずっと、闘い続けてきた。
ただひたすら、やりたい事の為に。
カッコいいものを、作りたい為に。
自分が表現したい事と、世の中の需要の間で
その辻褄を、合わせながら。
日本でも、挑戦した、「世界」でも。





【hide with Spread Beaver】名義で発売されたはずの、3rd.アルバムのクレジットは。
1st. 2nd.と同様、【hide】のみで発売されてしまった。


・・・発売前、誰も。気付かなかったのだと
以前、何かの記事で。読んだ気がします。
(確かに、何かで見た気がする。)
きっと。それほどの、混乱と、焦燥。
意志を、受け継ぎ…作品を世に出す。
ファンの為にも、成し遂げなければ。
そんな想いが、一番だったとは思うけれど。
立ち止まる事は。出来なかった部分も…
きっと、大いにあったでしょう。
これから、どうすればいいか…分からない。
けれど、立ち止まってしまったら
この現実に押し潰される。

とりわけ、やっぱり凄いのは・・・
稲田さま。
どれほどの思い出と。想い・気持ちの中で、
hideの声と音と向き合い続け、作業を進めていったのでしょう。
突然いなくなってしまった彼の声を
繰り返し、繰り返し、聞き続ける事は…
どれほど苦しく、痛く、混乱を招いたでしょう。
彼の声と、音と、向き合い続ける事は
どれほど過酷なものだったでしょう…

ピンクスパイダーの、“ To be continued・・・”
そのアンサーは。アルバムの最後、10曲目の
“ PINK CROUD ASSEMBLY ”
オリジナル盤は。裕士さんの“朗読”で収録された。
インタビューでI.N.Aちゃんは。
「hideちゃんの身近にいた人に読んでもらおうと思ってます」
そう、語っていた。

託された、PINK CROUD ASSEMBLY ーーー
hideにぃが消えてしまった結果。
兄と弟の。共同作業となって作り上げられた、
結晶。

裕士さんは
僕にそんな事ができるわけがないし、
hideさんの大事なアルバムに、僕の声を入れるわけにはいかない。
そう、思っていたけれど。
「やっぱり裕士じゃないと駄目なんだ」
I.N.Aちゃんは、そう言った。

一番辛い仕事を背負っている、I.N.Aちゃん。
肩の荷が少しでも下りて…「これで完成した」
満足してもらえれば・・
そう考えて、引き受けた裕士さん。

優しく雨は 君をつつみあげ
やがて 空へ昇り
雪色の雲 桜色に染め
君は 流されゆく

終わり無き 空の下で
自由という カゴの中で 

( これ載せるの、もう4回目??キョロキョロ  )

シングル以外の曲。
LEATHER FACE よりは、若干。
FISH SCRATCH FEVER の方が好きラブラブ(*ov.v)o

“本日も何処かを目指し 魚雷でござる”

“アンニュイで済ませてくれぬは
雑魚でも同じ
サシミにゃならぬ”
(ロックの歌の歌詞に、普通であれば
“刺身”は なかなかお目見えしないと思う😆)

“もしかして朽ち果てても
食物連鎖 覚悟して食え”


(もう1曲の。
BREEDING に関しては
2000年当時、PSYCHOMMUNITYで聴いたけど。
苦しくて、すぐに聴けなくなった。
当時は、強烈な印象だけが…残った曲。)


hideにぃ。
あなたは、カッコイイです。

全部、新しいものを入れる。
聴いたことがないものにする。
サイボーグロックの、全貌。

すごい事になってる。
出来はすごい。
1曲の密度が濃い。自分は。
どうでもいい曲がない。

そんな風に語っていた、アルバム ルンルンJa,Zoo 。


書きながら・・・
また、色んな感情が ( ̄。 ̄)
ほんとに私は…ダメだな。

本日は。そんな
「Ja,Zoo」への、想いを。
書き綴ってみました。

平成10年5月2日を、忘れて欲しくない
との...I.N.Aちゃんの想い。
ーオリジナル盤ー
トラック数:10 収録時間:58分52秒 

2025年 3月。


私の命そのものだった、hideちゃんを。

長い長い時間をかけて

ようやく、取り戻す事ができました。

自分の中で勝手に思うところがあり・・・

ブログに“hideちゃん“が登場する際は、

通常運転の場合、表記を“hideにぃ“で統一します。