半世紀近く指名手配されていた桐島聡容疑者がどう生きてきたかを描いた「桐島です」を鑑賞
高度経済成長に沸く1970年代の日本。大学生の桐島聡(毎熊克哉)は反日武装戦線「狼」の活動に共感して行動を共にしていたが、1974年の三菱重工爆破事件で多くの犠牲者を出したことに葛藤する。警察の捜査が進み組織が壊滅状態になる中、指名手配された彼は身分を偽って逃亡し、やがて工務店で住み込みの職を得る。つかの間の静かな生活を手にした聡は、ライブハウスで知り合った歌手・キーナ(北香那)と心を通わせていく。(シネマトゥデイより)
極左暴力集団の一人として連続企業爆破事件に関与した疑いで指名手配され、約半世紀にわたる逃亡の末、2024年1月に死亡した桐島聡容疑者を描く実録ドラマ。
末期がんで亡くなる前に自分が桐島であることを告白し、亡くなった桐島容疑者がどうやって事件に関わり、どんな逃亡生活を送ってきたのかを描いた作品。
偽名を使いながら、身分証明もないまま長年勤めていた会社も会社だと思うけど、地味だけど普通に仕事をしながら生活してきたのが興味深かった。桐島を演じたのが毎熊克哉さんだったからか、好きな人に好きと言えない桐島が切なくなってしまった・・自首していたら違う人生を送れただろうに。。
公開2日目の土曜日に監督初め出演者の方々の舞台挨拶があって、週末の3本立てスケジュールに組み込めたのはラッキーだった。