現在のトルコ、オスマン帝国で幼少期を過ごしたチャーリー(マイケル・グールジャン)は、アルメニア人に対する迫害から逃れるためにアメリカへと渡る。1948年、自らのルーツを知るために彼はソ連統治下の祖国に戻るが、不当に逮捕されて投獄される。チャーリーは、牢獄の小窓から見えるある夫婦のアパートを観察することを日課にし始める。(シネマトゥデイより)
ソ連統治下のアルメニアを舞台に、冤罪で投獄されたアメリカ人を描いたヒューマンドラマ。
幼少期に迫害から逃れ、故郷を離れてアメリカへと渡ったチャーリーがソ連統治下のアルメニアに戻り人生をやり直そうとするが、無実の罪で収監され、地震で崩れた壁の隙間から向かいのアパートに住む夫婦の観察が楽しみになるというお話。
アルメニア人に対する迫害や理不尽な投獄に憤りながら、日々の中で小さな幸せを見つけて生きようとするチャーリーを応援したくなる。
作中でチャップリンと呼ばれていたけれど、チャップリン作品を見ているような感じもしてほっこりする。
期待していなかった分得した感じのする作品だった。