韓国映画「1980 僕たちの光州事件」を鑑賞映画

1980年5月17日。チョルスの祖父は念願だった中国料理の店を開店する。そこにはなぜかチョルスの父親の姿はなかったが、幼なじみのヨンヒや町内の人々に店のオープンを祝福され、チョルスと彼の家族は喜びに満たされていた。だが、バラ色の将来を思い描く彼らを待ち受けていたのは、後に光州事件と呼ばれることになる悲劇だった。(シネマトゥデイより)

 

1980年に韓国で起きた光州事件のさなか、普通の生活を営んでいた市民の姿を描いたヒューマンドラマ。

祖父が念願だった中国料理手店を開いた矢先、チョン・ドゥファンによる軍事クーデターに抗議した学生たちの民主化を求める蜂起が起き、事件に巻き込まれていくという、史実を元にしたフィクション。

『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』では事件を世界に伝えるべく、規制の引かれていた光州からタクシーでドイツ人記者を運ぶ姿を描いていたけれど、この作品はその暴動の最中にいる普通の人の姿を描いていて、その後に起きることが想定できるから、幸せな家族の姿が余計に切なかった・・