イギリス映画「FEMME フェム」を鑑賞
ドラァグクイーンのジュールズ(ネイサン・スチュワート=ジャレット)は、ある夜タトゥーだらけの男プレストン(ジョージ・マッケイ)から暴力を振るわれる。心身に深い傷を負ったジュールズは舞台を降り、自分の殻に閉じこもって過ごす中、ふと訪れたゲイサウナでプレストンに遭遇。彼が自らの性的指向をひた隠しにしていることを知ったジュールズは、復讐を決意し巧みにプレストンに接近していくが、彼の暴力的な言動に隠されたもろさや葛藤に知るにつれ、ジュールズの心に複雑な感情が芽生え始める。(シネマトゥデイより)
第75回英国アカデミー賞で英国短編映画賞にノミネートされた短編を長編化したスリラー。
ヘイトクライムの標的にされ襲われたドラァグクイーンが、自分を襲ったチンピラに偶然出会い、復讐を誓うという物語。
自分を襲った男に復讐のために近づいたものの、本当に愛するようになってしまった・・という感じかと思ったら、結構ハードだったわ・・愛憎って紙一重ってことなんだけど、惹かれた男が自分が襲ったドラァグクイーンだと分かった男と、復讐することで自信を取り戻したドラァグクイーン、どっちが傷つくかな・・最後のプレゼントが切ない・・
一筋縄ではいかない感じがいい。