ノンフィクションが原作の「HOW TO BLOW UP」を鑑賞映画

大学生のソチ(アリエラ・ベアラー)は、石油精製所にほど近い有害物質に汚染された地域での異常熱波により、母親を亡くしていた。大学で環境NGOに所属する彼女は、なかなか改善されない環境問題への対策に不満を募らせていく。より過激な行動計画を立てたソチは、同級生で環境ドキュメンタリー制作に携わるショーン(マーカス・スクリブナー)と共に、大規模な作戦を実行できる仲間を集めようとする。(シネマトゥデイより)

 

アンドレアス・マルムのノンフィクション「パイプライン爆破法 燃える地球でいかに闘うか」が原作のサスペンス。

石油精製所の近隣で生まれ育ったソチは母を異常熱波でなくし、環境破壊で人生を狂わされた人々と手を組み、テキサスの石油パイプラインを爆破し、世間に訴えようとするというお話。

土壌や空気汚染を防ぐために移送を止めてから爆発させるとかさすが環境に配慮してる・・なんてことに感心してしまったけれど、母親を異常な熱波で亡くし、幼馴染は癌に侵され、巨大企業に立ち向かう勇気はすごい。

環境問題に目も向けてもらうためだとしてもテロ行為は許されることではないのだけれど、じゃ、何ができたのかを考えるとこれが最善だったのかとも思うし、人ごとでいちゃいけないってことを考えさせられた作品だった。