1970年代後半の旧ソ連占領下のエストニアでの出来事を綴った回顧録の映画化「Firebird ファイアバード」を鑑賞映画

1970年代後半、ソ連占領下のエストニア。モスクワで役者になることを夢見る二等兵のセルゲイ(トム・プライヤー)は、間もなく兵役を終えようとしていた。そんな折、彼と同じ基地に将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)が配属され、写真という共通の趣味を通して親しくなった二人の友情は、やがて愛へと変わる。しかし当時のソ連では同性愛は固く禁じられており、関係が発覚すれば厳しい処罰が待っていた。(シネマトゥデイより)

 

俳優のセルゲイ・フェティソフが記した冷戦時代のエストニアが舞台の回顧録が元になっている作品。

同性愛が犯罪とされていた時代にお互いを想い合った兵士たちの物語。

軍隊っていうところは世間一般よりも厳しかっただろうし、当時の方達は大変だっただろうなぁ・・気持ちが抑えられないということは理解はしつつ、兵舎で誰かの目があるところは大人としていかがなものかと思ったりして・・

隠さないといけないにしても女性と結婚せざるを得ない状況は嫁の立場からすると許し難いし、誰かを犠牲にしても貫きたい思いは理解できるけど・・時代ってことで片付けたくない。主役の二人がイケメンなだけに余計に切ない。

セルゲイご本人がベルリン国際映画祭で監督に「ロマンについての物語」という自身の回顧録を読んでもらえないかと声をかけたところから始まったプロジェクトらしいけれど、エストニア出身の監督が現在はイギリス在住だからなのか、あえて全編英語にしたのは商業的な感じはするけれどね・・