『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督31年ぶりの長編「瞳をとじて」を鑑賞
映画監督のミゲルは、親友の人気俳優フリオ・アレナスを主演に迎えた映画『別れのまなざし』を撮り始めるが、撮影中にフリオはこつぜんと姿を消してしまう。22年後、ミゲルはフリオの失踪事件を検証するテレビ番組に出演し、フリオと過ごした青春時代と自らの半生を振り返る。しかし番組の終了後、「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」という情報が寄せられる。(シネマトゥデイより)
『ミツバチのささやき』しか見てないけど、1973年の『ミツバチのささやき』から本作までに4作品しか撮ってないエリセ監督31年ぶりの長編映画。
人気俳優だったフリオが撮影中に失踪し22年後、テレビ番組で特集が組まれることになり、かつての親友でもあり撮影していた作品の監督でもあったミゲルがインタビューを受けることになり、失踪事件を調査するうちにフリオによく似た男が見つかったという情報が寄せられる・・という物語。なぜフリオは姿を消したのか??
83歳になって監督自身も人生の終わり方を考えてるのか、消化しきれない過去を振り返ってみたくなったのか、切ないというか感慨深いというか、複雑な感情になる作品だった。
169分という長尺で、ミステリー仕立てになってるからか、寝落ちすることはなかったけれどもう少し端折ってもいいような・・