朝井リョウの小説を映画化した「正欲」を鑑賞映画

不登校になった息子が世間から隔絶されることを心配する検察官・寺井啓喜(稲垣吾郎)。ある秘密を抱え、世間との関わりを断つように生きる販売員・桐生夏月(新垣結衣)。彼女の中学時代の同級生で、夏月の誰にも言えない秘密を共有している佐々木佳道(磯村勇斗)。容姿に恵まれ華やかな大学生活を送っているように見えながら、他人との交流を避ける諸橋大也(佐藤寛太)。彼と同じ大学に通い、学園祭実行委員を務める神戸八重子(東野絢香)。一見何の接点もないように見えるそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに重なり始める。(シネマトゥデイより)

 

未読だけれど朝井リョウの柴田錬三郎賞受賞作の映画化作品。

磯村隼人演じる会社員佐々木は上司のパワハラに悩まされているらしい・・モールで働く新垣結衣演じる桐生は職場で偶然会った同級生から中学の時に転校した佐々木が実家に戻ってきていることを聞かされ、かつての佐々木との出来事を思い出す・・

稲垣吾郎演じる検察官は不登校の息子を普通という目線で型に嵌めようとしている・・それぞれの人となりが語られていって、ある事件をきっかけに絡み合って行くという物語。

人に言えなずに悩みを抱えている人たちが寄り添って支え合って生きているというお話だけど、重いし暗い。結構考えさせられる感じ。

吾郎ちゃんはこの手の役がとても似合ってるし地味な衣装やメイクでは隠しきれない新垣結衣ちゃんの可愛さや複雑な人間を演じる磯村隼人くんもキャスティングがいい。