フランスの原子力企業を巡る実話がベースのサスペンス「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」を鑑賞映画

フランスの原子力企業アレバ社で労働組合代表を務めるモーリーン・カーニー(イザベル・ユペール)は、技術移転を巡る中国との交渉を知り、会社の未来と従業員の雇用を守るため内部告発に踏み切る。その後自宅で何者かに襲撃されるが、権力側から事件が自作自演であることを自白するように強要される。理不尽な圧力に苦しみながらも、モーリーンは屈することなく経営陣や政府要人らに立ち向かう。(シネマトゥデイより)

 

フランスの原子力企業アレバ社で労働組合の代表を務めていたモーリーン・カーニーが内部告発をしたことで、何者かに襲われるという実話をもとに描いた社会派ドラマ。

2011年の東日本大震災の原子力発電は世界に影響を与えたってことなんでしょうけれど、この事件が現実に起こったということが衝撃的。

2018年の裁判だからついこの間のことなのに・・現実ってこんな感じなのか・・なんだかやるせない。

ヨーロッパにしたって、自国で電力を賄うとしたら原子力に頼るしかないのか・・東日本大震災を経験して今も続く苦い思い出しかない日本人には色々考えさせられる作品でもある。

フランスにはイザベル・ユペールしかいないのかなっていうくらい、結構な頻度でイザベル・ユペール作品を見てる気がする。