1920年代にアメリカで起こった連続殺人事件の真実を描いたノンフィクションの映画化「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」を鑑賞
20世紀初頭のアメリカ・オクラホマ州。先住民族のオーセージ族は、石油を掘り当てて莫大な富を得るが、その財産を狙う白人たちが彼らに近づく。白人たちはオーセージ族を言葉巧みに操っては財産を次々と取り上げ、やがて命までも奪っていく。悪事が加速していく中、オクラホマを訪れたアーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)は、オーセージ族の女性モーリー・カイル(リリー・グラッドストーン)と出会って恋に落ちる。(シネマトゥデイより)
アメリカのジャーナリスト、デイヴィッド・グランのノンフィクション「花殺し月の殺人--インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」をマーティン・スコセッシが実写化したサスペンス。
石油を採掘したアメリカ先住民の部族から富を奪おうとたくらむ白人たちのあの手この手の悪事を描いたアメリカの黒歴史を描いた作品。
戦争から帰還し、農場を営む叔父を頼ってオクラホマにやってきたアーネットが先住民ほモーリーと出会い恋に落ちるが、叔父からの依頼は石油で得た先住民達の財産を手に入れるため、モーリーの家族を亡きものにするということだった・・
この事件がきっかけでFBIが誕生したという実話がベースだから面白かったと表現するのはどうかと思うけれど、206分の長尺を感じさせないくらい面白かった。
元々捜査官役として想定されていたレオナルド・ディカプリオが敵の甥役を希望したらしく、捜査官主体ではない作品になったということなんだろうけれど、権力を持つ叔父の言いなりで終始情けない感じがちょっと新鮮だった。
オスカー狙ってるのかも・・