フランス、モロッコ、ベルギー、デンマーク合作「青いカフタンの仕立て屋」を鑑賞映画

モロッコの海辺にあるサレの街。ハリム(サレ・バクリ)とミナ(ルブナ・アザバル)夫妻は、カフタンドレスの仕立て屋を営んでいる。伝統を守る仕事をしながらも、自身が伝統からかけ離れた存在だと苦悩するハリムを、病気で余命わずかのミナは支えてきたのだった。ある日、そんな二人の前に若い職人ユーセフ(アイユーブ・ミシウィ)が現れ、青いカフタンドレス作りを通して3人は絆を深めていく。(シネマトゥデイより)

 

モロッコの地方都市サレの旧市街で伝統衣装カフタンを作る腕のいい職人とその妻、若い職人を描いたヒューマンドラマ。

今ではミシンで済ませてしまうところもあるが、1つ1つ丁寧に作り上げる職人気質の夫を支える妻が二人で営む小さな工房にやってきた若い職人、密かに通わせる視線や仕草に妻は何を思うのか・・

宗教的にはこういう表現は大丈夫なのかと思ったら、サレは割と西洋寄りで開放的なところもあるらしい・・

余命僅かな妻役のルブナ・アザバルが元々痩せている女優さんだけれど、痩せた体が痛々しくて、切ない。

相当役作りしたんだろうなぁとしみじみしちゃった・・

男女の愛を超えた夫婦の慈しみとか、色々考えると複雑だけれど、この手の作品は嫌いじゃない。