葉真中顕の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作の映画化「ロストケア」を鑑賞
ある民家で老人と介護士の死体が発見され、死亡した介護士と同じ訪問介護センターで働く斯波宗典(松山ケンイチ)が捜査線上に浮かぶ。彼は献身的な介護士として利用者家族からの評判も良かったが、検事の大友秀美(長澤まさみ)は斯波が勤める施設で老人の死亡率が異様に高いことに気付く。そこで何が起きているのか、真相を明らかにすべく奔走する彼女に、斯波は老人たちを殺したのではなく救ったのだと主張する。彼の言説を前に、大友は動揺する。(シネマトゥデイより)
未読だけれど日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作、葉真中顕の「ロスト・ケア」の映画化作品。
介護士が死亡する事件から同じ介護施設を利用する老人の死亡率が高いことが判明し、一人の介護士が容疑者となるが、殺したのではなく救ったと主張するという物語。
早々に犯人が判明してしまうのだけれど、もし親が認知症になって、仕事にも行けずに、生活苦になったら・・と考えるとどっちが正義なのか分からなくなる。
近い将来親の介護が待っている身としては、ちょっと考えさせられる作品だった・・
松山ケンイチ演じる斯波の尋常じゃない雰囲気が心地悪くて、恐ろしい。