佐藤泰志の短編集「大きなハードルと小さなハードル」の一編を映画化した「夜、鳥たちが啼く」を鑑賞映画

若くして作家となるもその後は売れず、恋人にも去られ悶々とした日々を送る慎一(山田裕貴)。そこへ、離婚して行き場のない友人の元妻・裕子(松本まりか)が幼い息子と共に越してくる。慎一は恋人と暮らしていた家を母子に与えて自身は離れのプレハブで生活し、身勝手に他者を傷つけてきた自らの姿を投影するような小説を夜ごと執筆する。一方の裕子は息子が眠ると外出し、孤独を埋めるかのように行きずりの男たちと関係を持つ。慎一と裕子は互いに干渉しないように共同生活を送るが、二人とも前に踏み出すことができずにいた。(シネマトゥデイより)

 

佐藤泰志の短編集の中の一編を映画化した作品。

一緒に暮らしていた女性と別れた売れない小説家と離婚したばかりでよりどころの無いシングルマザーの共同生活を描いた作品。

本作は未読だけれど、割と佐藤泰志作品の映像化は好きだから、なるほどね・・という感じ。

特別じゃない市井に暮らす人々を切り取った物語。

『そこのみにて光輝く』でもあった閉塞感も、その生々しさも、独特の世界観は嫌いじゃ無いけど、ちょと息苦しくなる・・

っていうか山田裕貴くんは嫌いじゃ無いんだけど、あの髭の濃さが苦手。

K-POPアイドルのように脇毛も処理しちゃうのもやり過ぎて引くけど、青髭ももじゃもじゃも生理的に受け付けなくてそれが気になりすぎて没入できなくなっちゃうんだな・・