直木賞作家・奥田英朗の短編集の映画化「向田理髪店」を鑑賞
寂れた元炭鉱町・筑沢町で理髪店を営む向田康彦(高橋克実)のもとに、東京で働いていた息子・和昌(白洲迅)が帰郷し、「会社を辞めて店を継ぐ」と宣言する。妻・恭子(富田靖子)が喜ぶ一方で、康彦は戸惑いを隠せずにいた。そんな折、市役所では地元の経営者を集め、地域振興のための意見を募る。やがて人気アイドル・大原零(矢吹奈子)主演の映画撮影が筑沢で行われることになり、撮影をきっかけに康彦や街の人々に変化が生まれる。(シネマトゥデイより)
未読だけれど、奥田英朗の連作短編集「向田理髪店」の映画化作品。
かつて炭鉱で栄えた町で理髪店を営む親子とご近所さんたちのストーリー。
過疎化が進む町で東京に行っていた息子が理髪店を継ぐと行って帰ってきたり、友人の息子が詐欺で指名手配されたり、映画の撮影で盛り上がったり、小さな町にも色々なことが起こっているのだけれど、ご近所同士の繋がりとか、煩わしいこともあるけれど、ほのぼのとしてて結構好きな感じ。
富田靖子のお母さんがすごく良くて、安心してみていられるってこういうことなのかも・・
でもって高橋克実の泣き笑いのお芝居にジーンとしちゃった。地味だけどお勧めしたい作品。