矢野顕子の楽曲「LOVE LIFE」をモチーフに生まれた作品「LOVE LIFE」を鑑賞
元夫との間に生まれた息子・敬太(嶋田鉄太)と、再婚相手の大沢二郎(永山絢斗)と共に幸せに暮らす妙子(木村文乃)。平凡だが穏やかな日々を過ごしていたある日、一家は思いも寄らぬ悲劇に見舞われる。突然の出来事にぼうぜんとする妙子、彼女を見守ることしかできない二郎の前に、妙子の元夫で何年も失踪していたパク・シンジ(砂田アトム)が現れる。(シネマトゥデイより)
矢野顕子の楽曲「LOVE LIFE」を何度も聴くうちにシナリオが思い浮かんだという深田晃司監督が長年温めてきた作品なんだとか・・
あの歌詞からこの作品が生まれるということが、凡人には想像ができない世界だけど・・
ホームレスの支援をするNPO法人で働く妙子と市役所の福祉課で働く夫と幸せに暮らしているが、妙子の連れ子が事故でなり、長年行方不明だった元夫が現れるという物語。
『Coda コーダ あいのうた』でトロイ・コッツァーが最優秀助演男優賞を獲得して、耳の聞こえない俳優が耳の聞こえない役を演じるのは普通のことなんだと証明してくれたことで在日韓国人でろうあの役を実際に耳の聞こえない俳優、砂田アトムさんが演じたことは全く違和感はなかったけど、何年も行方不明でずっと忘れられずにいた夫の魅力がわからないまま、何故パク・シンジにこだわるのか、納得できないままだったけれど、妙子の承認欲求だったってことか・・
愛って言葉も一筋縄ではいかないのね・・なんとも深い物語だった。