マルタ共和国映画「ルッツ 海に生きる」を鑑賞映画

マルタ島で漁師として働くジェスマーク(ジェスマーク・シクルーナ)は、「ルッツ」と呼ばれる伝統的な漁船で漁をしている。その日も漁に出たもののあまり魚は獲れず、さらに船底から水が漏れているのが見つかる。修理代を稼ごうにも不漁続きでなかなか収入を得られない中、生まれたばかりの息子にある問題が浮上し、実家を頼ろうとする妻と自分たちの力で乗り越えようとするジェスマークの意見が食い違う。(シネマトゥデイより)

 

マルタ島の漁師が先祖代々で受け継ぎ、それぞれの家族が大切に守ってきた「ルッツ」という伝統的な船で漁をしている漁師たちの姿を描いたヒューマンドラマ。

祖父から受け継いだ漁師としての仕事を続けるか、船を捨て、安定した仕事を選ぶべきか・・現実に向き合い葛藤する主人公が最後に選ぶのは??という物語。

伝統を守ることと生きていくことはイコールにならない・・勘と運だけで続けるには現実は厳しすぎる・・何が正しいのかは誰もわからないけど、切ない。

主人公は自身もルッツの漁師をしているジェスマーク・シクルーナ、自然なお芝居が素晴らしい。